無料講座①・無料講座②で、試験答案作成の基本を学び、無料講座③では多様な出題形式に応じた着眼点を述べました。では、①②③を踏まえると、どのような答案・文章ができあがるのでしょうか。以下では、多様なシチュエーションに応じた文例を示します。
過去のWIE実用論作文:模範文例作成で作成した作文例・解答例から、特に出題例の多いものを集めました。不定期ですが、参考になる新しい文例がある程度の量になりましたら更新致します。
なお、以下のご要望には、それぞれ別ページで対応しています。
ご自分でお書きになった文章をチェックしてほしい≫実用文章添削
ご自分の受験する昇進・昇格試験対策がしたい≫昇進・昇格試験対策
文章例を作成してほしい≫模範文例作成
作成の考え方を体系的に学びたい≫自習用参考書
*以下、文例案はリンク先のページにあります。
採用試験応募書類(志望動機)
課題
私と仕事
文例案―中途採用試験:一般職
課題
〇〇〇〇テクノロジーの正社員を目指すにあたって
文例案―中途採用試験:技術
課題
これまでの職務経験における挑戦とその成果を具体的に述べてください。また、当該経験や御自身の専門性を踏まえ、**省職員としてどの分野でどのような貢献をしたいと考えているかを具体的に述べてください。
文例案―中途採用試験:国家公務員
昇進・昇格試験の解答例
文例数が多くなりますので、出題内容ごとに整理しました。
1) 自部門・自部署への理解
課題
厳しいグローバル競争を勝ちぬける為には部門の強みを伸ばし、弱みを克服する必要があります。あなたの部門において強みがなにか、又弱みがなにか述べた上で、どの様に対応しているか具体的に述べなさい。
文例案―製造業営業支援
課題
あなたが担当業務を遂行している中で感じている当社の課題は何ですか。あなたが基幹職になったら、それらをどのように解決・実行していきますか。
文例案―住宅建設
課題
企業を取り巻く環境が急激に変化する中にあって、我が社が生き残り、発展していくためには、現状の延長線上にある改善にとどまらず、新たな視点に立って「技術革新・業務革新」が必要です。 あなたの職場で技術革新・業務革新をしなければならない課題は何ですか。それに対して、あなたの専門性や得意分野を生かしながら、これまでにどのようなことに取り組んできましたか。また、今後あなたが取り組まなければならないことは何ですか。現在の職場状況を踏まえて、R4の視点に立って、具体的に述べなさい。
文例案―環境部門
2) 会社目標・業務計画への貢献・参与
課題
私の実践していきたい【△△改革 最重要戦術コンサルティング機能の進化、重要戦術 「地方創成に向けた成長分野への取り組み強化」「企業のライフステージに応じた取引支援活動の強化 「業務連携強化によるコンサルティング機能の強化」】
文例案―金融業
課題
自己の業務に関する課題を具体事例を挙げて述べよ。またそのような自己の業務の現状を踏まえ、第3期中期経営計画を達成するためのあなたは何に重点をおき、どのように行動するか、具体的に述べよ。
文例案―法人向け機器販売
課題
あなたは組織単位での管理補佐業務を遂行する立場であり、グループのリーダーとして、小組織の運営が期待されています。 ※1XX経営計画の達成に向けて、あなたの所属する部署の活動目標のなかで、あなたが重点的に取り組んでいる課題を挙げ、その問題点、解決策について、受験等級で期待されている役割を踏まえ、どのようにリーダーシップを発揮していくか、
※2上長補佐の視点も含めて具体的に述べなさい。
文例案―製造業生産管理
3) 役職・等級への理解・自覚
課題
私が課長補佐になったら(強みを生かして会社に貢献するために取り組むこと)
文例案―鉄道事業広報
課題
あなたの所属する部署(所課・チームなど)において、生産性を改善しながら目標を達成するためにはどのように取り組んでいくべきか、あなた自身の役割も含めて具体的に述べなさい。
なお、現在所属長ではない方も、所属長の立場から記述すること。
文例案―住宅建設
4) 業界動向の理解
課題
X業界の変化、それに伴う自部門を取り巻く環境を踏まえ、自部門の中長期戦略を達成するための課題を分析せよ。その上で、その解決手段とアプローチについてあなた自身が(昇格後)担う自部門戦略に影響を与える役割について具体的に述べよ。
文例案―製造業海外拠点勤務
5) 社員能力の向上・人材の育成
課題
市場が急速に変化している中、当社も構造改革の転換期にきている。構造改革を成功させるため一人一人の主体性が重要になってくるが、あなたはこの主体性をどうとらえ、どのように行動しているか、または行動したいか。
文例案―法人営業部門
課題
当社はXX年経営計画において持続可能な「人材育成」を基本方針のひとつとしているが、あなたが課長職になったら、どのような人材育成や組織マネジメントを行い、持続可能な「人材育成」を実現するか、これまでの経験をふまえて記載せよ。
文例案―不動産業
課題
部長に求められる社員の見守り・育成支援と、組織目標達成との両立について、自身の経験を踏まえて論述
文例案―事務機器製造業
6) 働き方改革・コロナ対応
課題
設計プロセスの構築による長時間労働の改善
文例案―システム開発
課題
人事システムを活用した働き方改革と人事システム化要員の育成※参考資料となる新聞記事や統計資料などが当日配布される。またその内容から自らの部門の現状と解決すべき課題を導き、解決について自らの職務を関連付けて論じる。
文例案―ソフトウェア企業人事部
課題
育児や介護をおこなう職員、障害がある職員、60歳以上の職員など、多様な職員がいる中でこれらの職員の能力・経験等を最大限活かすために所属長が果たすべき役割は何か。
文例案―地方公務員(市役所)
7) 自部署内の協力・他部署との協調力
課題
あなたの所属する部署の活動目標を踏まえ、あなたが重点的に取り組んでいる課題を挙げ、その問題点、解決策について、上長や職場メンバーの協力を得るために工夫している点を含めて具体的に述べなさい。
文例案―建設業
課題
〇〇市の管理職として、担当業務以外の協力要請(**クリーン作戦、選挙事務、コロナウイルスワクチン接種業務など)に、自ら積極的に参加することは、組織のために必要な行為か、不必要な行為か、理由とともに800字以内で別紙用紙に記述してください。
文例案―地方公務員(市役所)
8) コンプライアンス
課題 ※この文例は小問に答えていく形式となっております。
4.現在の所属部門と担当業務の概要(異動後間もない者は旧所属部門も併記のこと) 200字程度
5.担当業務歴と実績(これまで担当した業務を通じて、どのような実績をあげたと考えますか。) 500字程度
7.自己推薦(管理職への登用申請にあたり、あなた自身のどういう点を推薦しますか。) 400字程度
文例案―製造業総務部門
9) ケーススタディ形式
課題
A係長は、X課Y係の係長2年目である。部下はB主査(40 代)と C主任(30 代)の2名であったが、今年4月の人事異動で、新たにD係員(新卒)が配属されることとなった。
A係長は、B主査・C主任とも話し合い、前年度にC主任が担当していた業務をそのままD係員に担当させるとともに、C主任にD係員の指導役を任せることとした。C主任も自信満々であった。D係員の配属後は、C主任が担当業務の引き継ぎを一通り行い、あとは仕事をしながら覚えていく感じで、その後も逐一丁寧に指導する姿が見られていた。
異動から2か月程経ったある日、C主任と2人で残業する機会があり、D係員の成長具合を何気なく聞いたところ、「D係員の成長がほとんど見られず、指導に行き詰まっています。何回指導しても、メモは取らない、自分で考えない、確認不足でミスは多いといった状況で、つい叱ったところ、だんだん私ではなくB主査を頼るようになってきています。もう少ししたら繁忙期に入るので、このままだとフォローしきれるか不安です。」と悩みを打ち明けてきた。
どうやら、D係員の回ってない業務をC主任が引き取って処理することもあったようである。
このような状況で、あなたがA係長であれば、今後どのように対処していくか、係長の果たすべき役割を踏まえたうえで、考えを述べなさい。
文例案(受験者の担当業務を問わない)