無料講座④提出書類・試験答案の文例集

 無料講座①無料講座②で、試験答案作成の基本を学び、無料講座③では多様な出題形式に応じた着眼点を述べました。では、①②③を踏まえると、どのような答案・文章ができあがるのでしょうか。以下では、多様なシチュエーションに応じた文例を示します。

 過去のWIE実用論作文:模範文例作成で作成した作文例・解答例から、特に出題例の多いものを集めました。不定期ですが、参考になる新しい文例がある程度の量になりましたら更新致します。

なお、以下のご要望には、それぞれ別ページで対応しています。

ご自分でお書きになった文章をチェックしてほしい≫実用文章添削
ご自分の受験する昇進・昇格試験対策がしたい≫昇進・昇格試験対策
文章例を作成してほしい≫模範文例作成
作成の考え方を体系的に学びたい≫自習用参考書

*以下、文例案はリンク先のページにあります。

採用試験応募書類(志望動機)

課題
 私と仕事

文例案―中途採用試験:一般職

課題
 これまでの職務経験における挑戦とその成果を具体的に述べてください。また、当該経験や御自身の専門性を踏まえ、**省職員としてどの分野でどのような貢献をしたいと考えているかを具体的に述べてください。

文例案―中途採用試験:国家公務員

昇進・昇格試験の解答例

文例数が多くなりますので、出題内容ごとに整理しました。

1) 自部門・自部署への理解

課題
 企業を取り巻く環境が急激に変化する中にあって、我が社が生き残り、発展していくためには、現状の延長線上にある改善にとどまらず、新たな視点に立って「技術革新・業務革新」が必要です。  あなたの職場で技術革新・業務革新をしなければならない課題は何ですか。それに対して、あなたの専門性や得意分野を生かしながら、これまでにどのようなことに取り組んできましたか。また、今後あなたが取り組まなければならないことは何ですか。現在の職場状況を踏まえて、R4の視点に立って、具体的に述べなさい。

文例案―環境部門

2) 会社目標・業務計画への貢献・参与

課題
 あなたは組織単位での管理補佐業務を遂行する立場であり、グループのリーダーとして、小組織の運営が期待されています。 ※1XX経営計画の達成に向けて、あなたの所属する部署の活動目標のなかで、あなたが重点的に取り組んでいる課題を挙げ、その問題点、解決策について、受験等級で期待されている役割を踏まえ、どのようにリーダーシップを発揮していくか、 ※2上長補佐の視点も含めて具体的に述べなさい。

文例案―製造業生産管理

3) 役職・等級への理解・自覚

課題
 あなたの所属する部署(所課・チームなど)において、生産性を改善しながら目標を達成するためにはどのように取り組んでいくべきか、あなた自身の役割も含めて具体的に述べなさい。 なお、現在所属長ではない方も、所属長の立場から記述すること。

文例案―住宅建設

4) 業界動向の理解

課題
 X業界の変化、それに伴う自部門を取り巻く環境を踏まえ、自部門の中長期戦略を達成するための課題を分析せよ。その上で、その解決手段とアプローチについてあなた自身が(昇格後)担う自部門戦略に影響を与える役割について具体的に述べよ。

文例案―製造業海外拠点勤務

5) 社員能力の向上・人材の育成

課題
 市場が急速に変化している中、当社も構造改革の転換期にきている。構造改革を成功させるため一人一人の主体性が重要になってくるが、あなたはこの主体性をどうとらえ、どのように行動しているか、または行動したいか。

文例案―法人営業部門

課題
 当社はXX年経営計画において持続可能な「人材育成」を基本方針のひとつとしているが、あなたが課長職になったら、どのような人材育成や組織マネジメントを行い、持続可能な「人材育成」を実現するか、これまでの経験をふまえて記載せよ。

文例案―不動産業

6) 働き方改革・コロナ対応

課題
 育児や介護をおこなう職員、障害がある職員、60歳以上の職員など、多様な職員がいる中でこれらの職員の能力・経験等を最大限活かすために所属長が果たすべき役割は何か。

文例案―地方公務員(市役所)

課題
 働き方改革の実現が強く求められている昨今の情勢をふまえ、貴職が管理職として果たすべき役割について、自身の職務遂行の観点も踏まえつつ具体的に論述しなさい。

文例案―建設業管理部門

7) 自部署内の協力・他部署との協調力

課題
 あなたの所属する部署の活動目標を踏まえ、あなたが重点的に取り組んでいる課題を挙げ、その問題点、解決策について、上長や職場メンバーの協力を得るために工夫している点を含めて具体的に述べなさい。

文例案―建設業


8) ケーススタディ形式

課題
 A係長は、X課Y係の係長2年目である。部下はB主査(40 代)と C主任(30 代)の2名であったが、今年4月の人事異動で、新たにD係員(新卒)が配属されることとなった。
 A係長は、B主査・C主任とも話し合い、前年度にC主任が担当していた業務をそのままD係員に担当させるとともに、C主任にD係員の指導役を任せることとした。C主任も自信満々であった。D係員の配属後は、C主任が担当業務の引き継ぎを一通り行い、あとは仕事をしながら覚えていく感じで、その後も逐一丁寧に指導する姿が見られていた。
 異動から2か月程経ったある日、C主任と2人で残業する機会があり、D係員の成長具合を何気なく聞いたところ、「D係員の成長がほとんど見られず、指導に行き詰まっています。何回指導しても、メモは取らない、自分で考えない、確認不足でミスは多いといった状況で、つい叱ったところ、だんだん私ではなくB主査を頼るようになってきています。もう少ししたら繁忙期に入るので、このままだとフォローしきれるか不安です。」と悩みを打ち明けてきた。
 どうやら、D係員の回ってない業務をC主任が引き取って処理することもあったようである。
このような状況で、あなたがA係長であれば、今後どのように対処していくか、係長の果たすべき役割を踏まえたうえで、考えを述べなさい。

文例案(受験者の担当業務を問わない)