■東京学芸大の小論文過去問に取り組むことで、合格を目指します。
お待たせしました。新年度版(2025年入学者対象)を開講しました。
合否報告をいただいた2024年度受験生の合格率は88%です。
合否報告をいただいた2023年度受験生の合格率は75%です(合否のお問い合わせにお答えいただいてない方3名は除外しております)。
合否報告をいただいた2022年度受験生の合格率は100%です(合否のお問い合わせにお答えいただいてない方6名は除外しております)。
合否報告をいただいた2021年度受験生の合格率は100%です(合否のお問い合わせにお答えいただいてない方9名は除外しております)。
使用教材や添削回数については、大学別対策講座一覧を御覧ください。
東京学芸大学対策講座は多くの方が利用され、全課題を提出した受講生の合格率は70%以上と、WIEの大学別講座の中でも合格率が高くなっております。
東京学芸大学(一般)合格へのタイムスケジュール
これまでWIEが蓄積してきたデータから、合格を勝ち取った方の多くは、入試の2ヶ月前より余裕をもったスケジュールで添削を進めていることがわかりました。
もちろんそれ以降に受講を始めて合格された方もおいでですが、ひとつの目安として、以下に受験日までのスケジュール案を掲載しておきます。
前期日程
12/23 入門小論文を受講されるのでしたら、この頃までに着手しましょう。
1/20 過去問演習開始
2/17 このころ添削の最終提出をしますと、試験の数日前に添削結果が戻ります。直前の復習をしましょう。(試験日2/25、26)
後期日程
2/26 過去問演習開始
3/12 試験日
*WIE側も添削を極力急ぎますので、ギリギリまで諦めず提出してください。
*お申込みのみ(ご入金なし)の場合、そのままキャンセル扱いとなります。
*後期講座についてのお申込みをご検討なさるのであれば、共通テスト後ごろがおすすめです。
受付終了直前にお申込まれた方も、ほとんどが試験日までに全課題の添削結果を受け取っておられます。
基礎学習を希望される方は、入門小論文講座を受講されるか、自習用教材のご利用をお勧めします。
昨年度の実績では、「入門小論文」を受講してから大学別講座を受講された方の合格率は、大学別講座だけを受講された方よりも、10%から20%高くなっています。
現時点での実力を知った上で、受講講座を決めたい方のために、実力診断を行っています。
入門小論文など基礎学習から始めるべきか、すぐに過去問演習を始めるべきか迷っている方におすすめです。
実力診断の内容 アコーディオンで開閉します。
今、志望大学・学部を受験したら、どの程度できるのだろうか。また、合格するためにやるやるべきことは何か。過去問に挑戦して頂くことで、経験豊富なWIE添削陣が的確な診断と助言をいたします。
大学別講座で扱う過去問の前年出題を教材にしております。
①WIEの大学別講座から、診断を希望する大学・学部・受験型を選んでください。
②お申込ボタンをクリックし、手続きを進めますと、レジ画面が表示されます。その下の方に備考欄がありますので、そこに①で選んだ「大学・学部・受験型」を記入してください。
③入金確認後、①の過去問1年分をwieからお送りします。
④③の解答を作成し、WIEに送ってください。
⑤通常添削と同じ期間で診断をお返しします。
1)これまでの受講生・合格者の答案と比べてどのような位置にあるか
2)1) で指摘した問題点。課題を克服すための方法
・wieのおすすめ講座/・関連する高校教科など
料金は問題の難易・答案字数の多少に関わらず一律5500円です。
*1つの出題に複数の設問が含まれる場合、すべての設問にご解答いただき、一度にまとめて提出してください。複数の設問が課されている場合、設問間の繋がりも重要な評価基準となります。一部の設問に対する答案のみ提出された場合には、特に断りがない限り、その他の設問についての答案は提出を放棄されたものとして取り扱います。
上記の内容で利用を希望される方は、こちらからお申込みください。
下記講座から1つ選びレジ画面備考欄に記入 | WIEが選定した過去問1年分 | ¥5,500 |
開講講座と料金・お申込
お申込メールをWIEで受信しますと、自動返信でお振込先等をご案内いたします。
(自動返信が届かない場合の対処方法はこちら。)
講座名:東京学芸大学小論文講座(一般) | 添削問題数 | 料金 | お申込 |
---|---|---|---|
A類現代教育実践コース学校教育:前期 | 3年分 | ¥27,200 | |
A類現代教育実践コース環境教育:前期 | 3年分 | ¥27,200 | |
A・B類国語:前期 | 3年分 | ¥27,200 | |
A・B類家庭:前期 | 3年分 | ¥52,400 | |
A・B類社会:前期 | 3年分 | ¥27,200 | |
A・B類理科:前期 | 3年分 | ¥27,200 | |
A類美術:前期 | 3年分 | ¥52,400 | |
B類美術:前期* | 3年分 | ¥52,400 | |
C類特別支援教育:前期 | 3年分 | ¥27,200 | |
D類養護教育:前期 | 3年分 | ¥52,400 | |
E類表現教育:前期 | 3年分 | ¥27,200 | |
E類多文化共生:前期 | 3年分 | ¥52,400 | |
E類ソーシャルワーク:前期 | 3年分 | ¥27,200 | |
E類生涯学習:前期 | 3年分 | ¥35,600 | |
C類特別支援教育:後期 | 3年分 | ¥27,200 | |
上記以外の応募書類・提出書類の添削 | こちら |
*B類美術:前期の実技(デッサン)は添削対象外です。
※お申込の際は、通販法表記を必ずご確認下さい。
※リストにない学部学科の添削を希望される方や、大学別講座の受付終了後に添削を希望される方は、次の方法で対応しております。
●添削を受けたい過去問(課題)をお持ちの方:問題持込小論文
●過去問(課題)の入手と添削を依頼したい方:問題手配依頼小論文
いずれの講座も、お急ぎの方のため特急添削・急行添削を設定しています。試験までに一回は過去問の添削を受けましょう。
合格者のコメント(クリックで詳細を表示します)
※最新年度の合格者のコメント・体験記(全大学)はお客様の声にあります。
K・Nさん(2023年 東京学芸大学 E類生涯学習 前期合格)
私は、共通テスト後から WIE西早稲田研究所の添削指導を受講しました。それまでは、小論文の対策をあまりしておらず、共通テストの点も芳しくなかったことから、不安でいっぱいでした。そんな中、知人からWIEの紹介を受けて小論文の添削指導を受け始めました。
ほとんど知識がない状態でも、丁寧な解説と細かい指導で正しい小論文の書き方を学ぶことができました。元々、文章を書くことは苦手ではありませんでしたが、自分と異なる視点からの指摘で、文章の不足している点や余分な点に気づくことができました。答案提出から添削返却の流れもスムーズで、受験日が近い日の提出にも迅速に対応していただきました。添削結果と解答例は、受験の心強いお守りになりました。
受験生の皆さんは、自分とWIEの先生方を信じて、受験に取り組んでください。
N・Nさん(2023年 東京学芸大学 E類多文化共生 前期合格)
私は元々小論文での受験を避けたかったのですが、共通テストの結果も考慮した結果この大学を受けることにしました。それまで小論文対策を全くしておらず、不安を抱えながらもwie西早稲田研究所での受講を始めました。私の受けた学科の小論文の題は特徴があり、当初は取り組みにくかったものの、小論文の書き方の基礎から教えていただいたり、丁寧な添削をしていただいたことで次第に試験時間内で書けるようになりました。自分では思いつかなかったアイデアをこの添削で教えていただけるので発想の引き出しが多くなり、本番どのような題が出ようとある程度自分の考えを予め持って取り組むことができたのが合格につながったのだと思います。私大も受験する場合それぞれの学校の対策をしなくてはならず、案外3年分の過去問すら2回目まで提出できないことがあります。事前に何日ペースで、だとか私大受験のための勉強とバランスを取りながら計画をしっかり立てて、過去問3年分を終わらせられるのが理想だと思います。
最後になりますが、あらためてwie西早稲田研究所の皆さん、この度は本当にありがとうございました。
K・Aさん(2023年 東京学芸大学E類表現教育 前期合格)
添削の詳しさ、丁寧さがwieの魅力だと感じました。文章のほとんどにバツが付けられていた時は正直萎えましたが、自分の答案のどこが設問の要求に応えられていないのかを詳しく説明して下さったことで、文章の組み立て方や気をつけるべき点を理解することが出来ました。そして、最後の添削で合格圏答案と言われた時はとても嬉しかったです。本番直前の質問にも詳しく回答してくださったので、不安をなくすことが出来ました。
本番はやはり緊張しましたが、今までやってきたことを信じて、自信を持って書くことが出来ました。
共通テストの点数のみでは定員のギリギリだったので、wieでの経験がなければ合格は難しかったと思います。
本当にありがとうございました。
M・Mさん(2023年 東京学芸大学A類学校教育 前期合格)
この度、東京学芸大学 A類学校教育プログラムに合格しました。リサーチはボーダーより10点低く、D判定に近いC判定でした。学校教育は2次が小論文のみで配点が全体の25%しかなかったため、逆転は難しいだろうと正直諦めていました。しかし、ずっと目指してた学芸大学を諦めることができず藁にもすがる思いでWIEを受講し始めました。それまでは学校の先生に小論を見てもらっていましたが、学校の先生は甘めの指導で、あまり自分の欠点がわかりませんでした。対してWIEは、不適切な部分は理由や改善策も含めて丁寧に教えてくれるので、自分の直すべきところが明確にわかりました。また、よく書けた時には褒めていただいたので、それが自信にもなりました。本番前には添削してもらった所をよく読み、同じミスをしないように心がけました。これから受講される方に1つ注意点として、添削返却には3〜5日ほどかかり、計画的に提出しないと全てを消化できずに本番が来てしまうので、きちんと予定を立てると良いと思います。最後まで諦めずに頑張り、合格を掴み取ることができたのは本当にWIEさんのおかげです。約1ヶ月間、本当にありがとうございました!
S・Tさん(2023年 東京学芸大学E類表現教育 前期合格)
この度は東京学芸大学E類表現教育コースに合格をいただきました。
御指導頂いた佐々木さん、ありがとうございました。
私は、共通テスト後の受講であり、はじめ小論文の基礎が身についていなかったため、自分の意見が先行し、論点から脱線するということが多々ありました。
焦りと不安で、合格することはできないかな、と諦めかけていました。
しかし、WIEの教本や、講師の方による迅速で的確な御指導により、少しずつ設問に忠実に答えることができるようになりました。また、その中で課題文を正確に読み解き、尚且つ自分らしさを表現する文章を書くコツを掴むことができました。
WIEの特徴である志望校の過去問を演習することにより、本番は落ち着いて文章を書くことができたと思います。
学んだことをしっかりと念頭に置き、合格を手繰り寄せることができました。紛れもなく、WIEのおかげです。
ありがとうございました。
A・Kさん(2022年東京学芸大学E類表現教育前期試験合格)
私は共通テスト後に本格的に小論文に取り組み始めました。学芸大学の表現教育は小論文の配点が高く、参考書や学校の先生の指導だけでは不安だったため、WIEの講座を受講しました。
最初は小論文の書き方がわからず、初回の添削では全面的な書き直しを指導され悔しい思いもしました。しかし、論理展開を組み立て直して書いたところ、再添削では「合格はほとんど間違いない」という言葉をいただきました。また、「問題の指示を読み間違え採点対象外」と書かれてしまった答案もありましたが、「本番前に間違いをしておけてよかったと考えましょう」と、前向きな言葉も書いていただいたため、しっかりと書き直すことができました。そして、良かったと言われた答案の構成を分析し、本番に備えました。
試験当日の小論文は、自分ではあまり納得のいく出来ではなかったのですが、無事に合格することができました。私は共通テストの点数が思わしくなかったため、小論文で逆転する必要がありました。入学後に得点開示をすると、予想よりも高得点が取れており、WIEで厳しく指導していただいたおかげで、小論文で逆転合格ができたと感じています。
ありがとうございました。
K・Tさん(2022年東京学芸大学E類多文化共生前期合格)
WIEの良かったところは、文章の表現や内容の両方について細かく指導していただけたことです。他にも、間違いだけでなく、改善できた部分や良かった部分も指摘していただけたことがやる気にも繋がりました。反対に、私の悪かったところは、添削を共通テスト後に始めた私は過去問2年分を同時に提出している状態になったことです。私の場合、小論文を提出してから添削が返ってくるまで、最初は5日、再提出は3日でした。最後の添削は試験日の前日に返ってきてギリギリ全て終われましたが、添削が返ってくるまでの日数を把握し計画は予めちゃんと立てておくべきだと思います。
入試本番では、周りを気にせず、WIEで合格答案と言っていただいた過去問と自分でまとめていたノートを直前に見返すと落ち着いて挑めました。ノートには、WIEの添削のまとめ、「小論文の完全ネタ本改訂版
人文・教育系編」という参考書の内容、今まで練習で書いてきた他大学の小論文の過去問の要約とそれに対する自分の考え、大学教授の論文のまとめ、政府が公開している白書のまとめを書き溜めていました。
私はWIEに提出する小論文は内容の質を重視し、学校の先生に提出する小論文は練習量を重視して取り組んでいたことでバランスがとれていたと思います。WIEに提出した小論文以外に、他大学の小論文の過去問を50回以上書いてきたことは自信になりました。
K・Sさん(感想は保護者の方)(2022年東京学芸大学E類表現教育コース前期合格)
小論文を添削指導いただいた、K・Sの母です。昨日の国立前期試験の発表で、合格をいただくことができました。第一志望の東京学芸大学 E類表現教育コースに合格することができました。
普段の模試ではA判定やB 判定だったのですが、まず11月の推薦で落ちてしまい、気を取り直して臨んだそして共通テストでも失敗し、ボーダーよりも40点ほど低い点数になってしまい、テスト後の判定ではE判定でした。
希望の学科が個別試験の配点が高かったこともあり、チャレンジ受験となりました。共通テスト後に本格的に始めた小論文対策では、毎回佐々木先生にご指導いただき、的確なコメント、添削をしていただきました。本人も、添削内容をよく読み、そして沢山の文献を読みながら迎えた試験本番でした。当日の試験は、本人なりに、今の力を全て出せたという満足感があったようです。
E判定からの逆転合格をもらえたのも、佐々木先生のご指導のおかげと思っております。感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
M・Aさん(2022年東京学芸大学 A・B類国語前期合格)
WIEを利用しようと思ったきっかけは、共通テストがうまくいかず出願する学科を変えたことでした。元々小論文を使う予定ではなかったので、急遽お願いすることにしました。私は小論文が得意ではなかった為、課題を提出するのが遅くなってしまい、もっと早く提出していれば、2回目の添削もお願いできたのではと試験近くなってから後悔しました。私は普段通っている塾でも小論文の添削をお願いしていましたが、WIEの添削は塾と違って点数がつけられていない代わりに、小論文の書き方そのものについて教えていただきました。また提出した課題については、段落ごとにとても細かいコメントをいただきました。今回の課題に関する事だけでなく、合格できるような良い論文を書くには、自分はどう改善していくべきか、ご指摘いただきました。添削が返ってきたのが入試の前日でとても焦っていましたが、指導いただいた添削の言葉を頭に叩き込み、当日、全力を尽くして参りました。奇跡の合格が出来たのは、WIEの先生方のおかげです。ありがとうございました。
H・Kさん(2022年東京学芸大学E類表現教育前期合格)
小論文対策は共通テストが終わった、1月下旬から始めました。学校の先生の指導とともに、WIEでも添削指導を行っていただきました。WIEの指導は細かく、かつ丁寧に課題点やアドバイスを教えていただけます。私の場合は自分の主張と筆者の主張がかみ合っていないという課題を何度も指摘されました。しかし、指摘された課題点を意識して小論文を書き、帰ってきた答案を見返すというサイクルを繰り返すことで、約1か月という短期間でもしっかり力をつけることができました。WIEの指導なしでは合格は難しかったと思います。
受験本番は担当の方から頂いた合格答案という言葉がとても支えになり、自信を持って臨むことができました。本当にありがとうございました。
M・Kさん(2021年東京学芸大学 C類特別支援教育合格)
御社の小論文講座を受けたことで、自信を持って大学受験に臨むことができました。大学共通テスト後から、本格的に小論文対策をし始めたため、初めは不安でいっぱいでした。
しかし、担当の先生が一つ一つの疑問に的確に答えてくださり、日に日に手応えを感じ、伸びを実感することができました。顔が見えないやりとりではありましたが、一人一人の書く文章にじっくりと向き合ってくださるため、メールでのやりとりのデメリットはありませんでした。毎回、先生の添削を読むと、私の答案を隅々まで丁寧に読んでくださっていることがわかりました。抽象的な回答ではなく、深く掘り下げてアドバイスをいただきました。そのおかげで、第一志望大学合格を手にすることができたのです。
本当に御社を選んでよかったと満足しています。二次試験に小論文がある方達には、強く御社の小論文講座をオススメします。ありがとうございました。
H・Kさん(2021年東京学芸大学 E類表現教育合格)
苦手意識を無くし、自信をもって小論文に取り組むことができるようになる。これがこの講座を受ける1番の意義だと感じました。
今回、私は高校の先生の添削では物足りないと感じていた為、この講座を受講しました。WIEでは趣旨や言い回しが違うと指摘するだけでなく、どう違うのか、どこに誤解があるのかまで細かく教えてくれます。さらに、質問欄で小さな疑問や不安も解消できます。何が出来ていて、何が出来ていないのかを毎回教えてもらえる添削は、次に自分が何をするかが明確にしてくれます。自身の成長や苦手をすぐに確認、対策する。この最も大切なプロセスを支えてくれます。また、課題文の主題を捉えられているか、解答と噛み合っているか、については自分では判断が難しいです。そんな中で、WIEでは厳しい意見と優しい後押しをもらえます。特に筆者と議論を深めるつもりで書くという教えはWIEだったから得られたものだと思います。
入試当日は電車で添削を読み返し、自信をもって挑むことが出来ました。ありがとうございました。
H・Iさん(2021年東京学芸大学 E類表現教育合格)
共通テストを終えた後、すぐに小論文対策をしなくてはと思い受講しました。時間があまりなかったので受講し終えられるか不安でしたが、できるだけ早めの提出を心がけた結果、無事試験前に3年分の過去問をこなすことができました。好きなペースで取り組めるのが嬉しいポイントですね。 文章は得意なほうでしたが小論文には慣れておらず、最初は手探りでした。しかし、直すべきところも良いところも的確かつ具体的に教えていただけるので、段々と自分なりの型もでき、自信を持つことができました。再提出のシステムによって間違いをそのままにせず、良い文章に直す練習ができたのが特に良かったです。決まった正解のない小論文はどうしても自分では判断がつきづらく、ひとりでは不安になってしまうと思います。だからこそプロの先生からもらう「合格答案」の判断が、私の場合大きな自信になりました。本番は緊張しましたが、今まで書いてきた文章を信じて取り組み、見直す余裕を持って書き終わることができました。共通テストの結果がボーダーを少し割っていたので、wieでの受講がなければ合格は難しかったと思います。丁寧な添削、指導のおかげです。本当にありがとうございました。
K・Kさん(2021年東京学芸大学 E類生涯学習合格)
私は、共通テスト後から学芸大学前期小論文の添削でお世話になりました。
直前期で私立の受験も考えると、日程もギリギリの中、添削結果の返信はとても早く、非常に助かりました。
自分の答案の間違いや不明確な点を細かく指摘していただけたので、当日は自信を持って受けることができました。
本当にありがとうございました。
K・Sさん(2020年東京学芸大学 E類多文化共生合格)
WIEと出会ったのは、受験本番まであと1か月の時でした。当時の私は、小論文の書き方が全く分からずとても焦っていました。そんな時に、WIEのサイトを見つけ申し込みました。正直申し込んでよかったと心から思っています。この講座で、過去問3年分を解き添削してもらったことによりなかなか自分では気づけない自分の悪いところが明らかになりました。また、添削も一つ一つ細かく指摘してくれるためどう書き直せばいいかもすぐに理解することができます。そのような細かな指摘を踏まえた上で、もう一度書き直すため着実に小論文のスキルを磨くことができたように思います。1か月WIEで猛特訓したおかげで本番の試験では自信をもって小論文を書ききることができました。
WIEは小論文の基本から内容構成、表現方法などたくさんのことを指導してくれます。今小論文の書き方で悩んでいる方は是非受講してみてください。
H・Wさん(2020年東京学芸大学 E類表現教育合格)
私は、小論文に全く自信がありませんでした。学校で出される作文や感想文などの課題はいつも時間がかかってしまい、提出期限ギリギリで仕上げているような状態だったので、時間制限のある小論文が受験に必要だと知ると、不安を感じました。
そんな時、担任の先生がこのWIEの講座を教えて下さったのです。早速申し込みをして、届いたテキストを熟読しました。読み進めていくうちに、小論文とはどんなものなのか、が分かってきて、気合いを入れて練習していこうと思いました。初めて取り組んだ問題には、仕上げるのに数日かかってしまいましたが、テキストを信じて何題か解いていくと、何を書くべきで何を考えるべきなのかがつかめてきて、時間内に仕上げることもできるようになりました。添削では、高評価を頂けたときも、さらに深めた内容が書けるようなアドバイスが頂けて、とてもためになりました。
試験本番ではとても緊張してしまいましたが、今までの経験を信じて書いていくうちに自信を持って仕上げることができ、合格することができました。
Y・Oさん(2020年東京学芸大学 E類表現教育合格)
小論文の練習は夏ごろから始めてましたが、センター試験が終わってからWIEを受講してみて、本当に目から鱗でした。他の小論文の本や講座に比べ、特に良いと感じた所は、設問に正確に答えることを意識させる添削です。設問を要素ごとに区切り、その要素が入ってるかどうかを教えてくれます。ここで、入っていても、具体的にこの部分が含まれているため良い答案となっているなどのアドバイスがあり、仮に要素が入ってなくても、どういう視点が必要なのかを指摘してくれます。これによって、自身の独善的な解答を見直すことができるだけでなく、設問に沿った解答をつくることができます。これが非常に重要で、WIEの最大の強みだと思っています。
そして、リライトを通して合格答案です、と言われたり、添削終了時にくださったりしたエールはとても心の支えになります!WIEをやって無事合格もできて、本当に良かったと思いました!
K・Kさん(2020年東京学芸大学 E類表現教育合格)
東京学芸大学E類表現教育コースに合格することができました。
私は元々二次試験で小論文を使わない大学を志願していました。しかしセンター試験でその大学のボーダーに届かず、受験校を学芸大に変更しました。そのため小論文の対策ができる期間は、センター試験後から二次試験までの約1ヶ月しかありませんでした。
小論文対策には添削が不可欠です。しかし、私が通っていた予備校では小論文を添削してもらえず、インターネットで添削してもらえる方法を調べました。そこで見つけたのがWIEです。他にも同じような小論文専門塾があったのですが、WIEの方が料金が安く、対応も丁寧だったので、WIEに決めました。
1回目の答案は何時間もかけてテキストを片手に書いたのに酷評でした。正直凹みましたが、今までの自分では気づかないような論点のずれや、本文を読み込むことの大切さを知りました。その後添削を重ねていくうちにより良い答案が書けるようになり、最後の添削では合格答案の評価をいただけて嬉しかったです。試験当日は、直前までテキストや添削を見返し、自信を持って本番に臨むことができました。
今は春からの大学生活が楽しみで仕方ありません。毎日授業やサークルのことを考えています。こんなことを想像できているのも、たった1ヶ月で合格答案を書けるようにしてくださったWIEの添削のおかげです。WIEを選んでよかったです。本当にありがとうございました。
T・Yさん (2020年東京学芸大学 E類生涯学習合格)
私がWIE西早稲田教育研究所さんのお世話になることを決めたのは、センターで思うように点数が取れなかったからです。失敗とは言いきれませんが、不安な気持ちを抱かずにはいられない得点でした。しかも私が受ける試験内容は小論文。得意とも不得意も言えぬ試験内容でした。私は浪人生で教えを乞う学校の先生もおらず、どうしようかと頭を抱えたのを覚えています。何かライバルと差をつける方法はないかと探しました。結局私が動き出したのはセンター後2週間後からで、添削していただいたのは2回でしたが、それだけでも十分の指導内容でした。課題のテーマ設定にそって論文が書けているかはもちろん、細かい誤字脱字や正しい語の表現までしっかりと採点していただけます。わかりやすく自分の誤りに下線を引き番号をつけて指摘してくれるので何回も見直すことができます。
そして、私が1番気に入っている点は、必ず自分のいい所を褒めてくれるところです。直すべき点と同時に良い点を教えてくれる。だから大丈夫だと思うのです。直すところを言うだけなら簡単です。ちゃんと武器にできるポイントはある。そう思えるだけで、戦いに自信をもって挑むことができます。結果、私は合格することができました。決して受講料は安くないと思います。ですが、払ってでも受ける価値があります。それがたとえ1回だけでもです。自信をつけたい。他の受験生と差をつけたい。センターの失敗を挽回するたい。理由はそれぞれでしょう。やることがわからないからなら、これは最良の一手といえるでしょう。あくまで私の体験談ですが。ここにいるのは学校の先生と違う小論文のプロ達です。どう考えどう挑むかは、皆さん次第です。それでは、受験の成功を祈っています。
I・Sさん(2019年東京学芸大学 E類表現教育合格)
ご指導のおかげで、第1希望に合格できました。ありがとうございました。添削結果で、合格ラインですとのコメントを頂いて自信になりました。また、細かい点の指導が役に立ちました。
I・Hさん(2019年東京学芸大学 E類表現教育合格)
東京学芸大学表現教育コースに合格いたしました。
私は浪人生でしたが、持病があり受験勉強のスタートが遅く、不安な気持ちでいっぱいでした。 そのため、1月までの全ての時間をセンター試験対策に費やしたので、二次試験までは1ヶ月ほどしかありませんでした。
まずは小論文の書き方の本を読み、自己採点には限界があるとわかりました。そこで見つけたのがWIEです。短期間なので、添削し放題かつ高価な他塾よりも、回数制限があり、リーズナブルなのに添削が充実しているWIEが、私のニーズに合っていました。
添削では、なぜここが減点されるのかということを明確に説明してくださり、深い頷きとともに勉強を進めることができました。 シビアな上に、合格基準のわかりづらい小論文試験において、このピンポイントの添削がとても役に立ちました。「っぽさ」ばかりのなんちゃって小論文から脱することができたのです。
そうして初稿の答案を提出し、添削を参考に再提出という流れを繰り返すうちに、自分の中で書き方がルーティン化され、制限時間を大幅に残して完成できるようになりました。
そうなると自分の中でも余裕が生まれ、適切な表現を探したり、論の流れが滑らかに続いているか等、より良くするために時間が使えるようになったため、どんどん小論文を書くのが楽しくなってきました。
また、褒める時にはっきりと優秀な答案だと言っていただけるのも嬉しかったです。 試験当日は中央線が大幅に遅延し、試験時間の変更があり、不安になってしまいそうなことも起きましたが、私は平気でした。まずは書いてみよう、そうして出来上がった後にしっかり見直せばいいとわかっていたからです。見直しの際には誤字脱字はもちろん、持って回った表現ではないか等、添削を思い返しながら冷静に、小論文の体裁を整えていきました。
試験後もテキストを読んだり添削を見返してきっと大丈夫だと自信を持つことができました。 ドキドキしながら発表をみて、番号を見つけた時はとても嬉しく、春からの学びへの意欲が満ちてくるのを感じました。
センター試験はボーダーを少し超えるくらいだったので、小論文が大きな助けとなったのだと思います。
さらに、毎日の生活の中で文章を各場面は多々あります。その時にもWIEで学んだ論理的な思考が役に立っています。 ここで学んだことを活かし、充実した大学生活を送りたいです。先生方、本当にありがとうございました。
S・Aさん(2019年東京学芸大学 E類表現教育合格)
私は大学2年の9月から東京学芸大学表現教育コース専願で仮面浪人を始めた者です。 小論文の対策期間は1ヶ月半ととても短いものでした。それでも合格することが出来たのは紛れもなくwieの添削のおかげだと思っています。
小論文対策はセンター試験終了後でも間に合いますが、最初からいきなりwieの添削に手をつけるべきです。大学側が重視していることはネタ本ではなく添削によって培われる能力です。そのため、添削に真剣に取り組み、帰ってきたら答案をしっかりと吟味して2回目に活かすことが重要となってきます。
さらに付け加えると、昨年度の1回目を出して戻ってきてから昨年度の2回目を提出し、それも戻ってきてから一昨年度の1回目を提出していくやり方がベストだと思います。私は最後まで合格答案という判定を頂いたことがありませんでした。
さらにセンターリサーチは4/5社がE判定でした。小論文は十分差が付く科目です。だから皆さんも小論文を侮ることなく、wieの教材で正しく対策していき、逆転合格を果たしていって欲しいと思います。
T・Rさん(2019年東京学芸大学 E類ソーシャルワーク合格)
私立大学の入試が終わってから小論文の対策をしようと思っていましたが、何をすれば対策になるのか疑問に思い、WIEを利用することにしました。小論文対策に手を付けるのが遅れてしまいましたが、WIEは入試の2週間くらい前まで対策講座の申し込みを受け付けていたので助かりました。
1回目の答案は何時間もかけてテキストを片手に書いたのに酷評で凹みましたが、今までの自分では気づかないような論点のずれを知りました。再提出したものは合格圏内だったので自信になりました。また、再提出した答案は返信が早くて安心しました。
今年の課題は過去のものと比べて抽象的で難しい印象を受けました。焦りもありましたがWIEで学んだ小論文の定義を意識して書けたのが合格を導いたのではないかと思います。WIEの講座を受講したおかげで、私大の入試が終わってから国立二次試験までの短い期間に有意義な対策ができました。ありがとうございました。
K・Yさん(2019年東京学芸大学 E類生涯学習合格)
私のセンター試験は合格が危うい結果でした。しかし、諦めきれず、二次試験での逆転合格を目指しました。
確実に合格を掴むため、センター試験後からWIEの講座を受講しました。並行して、学校での添削授業もありました。ですが、学校の添削とは格が違いました。まず、明らかに添削量が異なります。1つの改善点に対して、丁寧かつ質の高い説明が付いてきました。さらに、私の癖を見つけ、どうすればいいかを深く掘り下げて下さいました。自分では書けたと思っていても、添削を読むとと気づかなかった指摘が返ってきます。
小論を書く上で必要になる生涯学習などの理解をし、知識を頭に入れることは自分でできます。ですが、一番大事な出題者の意図を掴み、それに答えながら、自分の意見を述べるためには、適切な指導が必要です。
この講座を通して、小論文の本質と技術を学ぶことができ、的確に問題に答える力を養えました。試験では学びを存分に生かし、盛り込んで書くことができました。私の合格は確実に御社のおかげです。本当にありがとうございました。
M・Rさん(2019年東京学芸大学 E類生涯学習合格)
この度、東京学芸大学教育支援専攻生涯学習コースに合格できました。 私はセンター試験が終わってから、WIEを受講しました。テキストを何周か読んで、とりあえず過去問をやってみました。しかし次から次へと直した方がいいのではと思う箇所が出てきて、一人で悩んで、本番まで一ヶ月程しか無いのに、添削をお願いするのをためらっていました。
そうして1回目の添削をお願いするのに随分時間がかかってしまいましたが、返ってきた添削が丁寧で、WIEの言う通りに従っていれば良さそうだなと思いました。これからWIEを受講する方は、まずとりあえずでも良いので過去問を自分なりに解いてみて、できるだけ早いうちに1回目の添削をお願いするのをお勧めします。
それからは、ただWIEからのアドバイスに従っていけば良いです。センターからの時間はあっという間に過ぎてしまうし、WIEからのアドバイスにしっかり従えば、良い小論文が書けるようになるからです。私が添削して頂いたのは4通でしたが、その中で本当に沢山のアドバイスを頂けました。課題文の正しい読解や設問の意図、大学の最近の傾向まで、とても丁寧でした。特に最後の添削は、もう前期試験に間に合わない時期に提出してしまって添削を頂けるのは諦めていたのに、試験直前に無理に間に合わせてくださり、しかも「合格圏」を初めて頂けたので、本当に自信になりました。
当日は、これまでで上達したはずだったのに設問文に適切に答えていない小論文になっていると後に気づき、合格は難しいかなと思っていましたが、なんとか合格することができました。WIEで指摘して頂いた、論旨の明快さや原稿用紙の使い方は身に付いていたので、本番もそこで評価されたのかなと思います。センターリサーチでは、ボーダーより20点下のD判定でしたが、合格できました。WIEに従えば、小論文はバッチリだし、小論文による逆転も可能だと思います。本当に素晴らしいシステムだと思います。どうもありがとうございました。
K・Kさん(2018年東京学芸大学 A類初等教育合格)
この春、東京学芸大教育学部初等教育教員養成課程家庭選修に合格しました。因みに、成績優秀者で入学式の新入生代表宣言も務めさせていただきました。成績開示がされ、大学でできた友人の点数と比較したところ、センター試験の点数は同じでも二次試験である小論文の点数において、私が上回っている結果でした。入試ギリギリまで、何回も添削を詳しく返信してくださった西早稲田教育研究所さんにはとても感謝の気持ちでいっぱいです。
N・Kさん(2018年東京学芸大学 E類生涯学習合格)
一般的な小論文対策講座ではなく、志望校の学科別の小論文対策があったため、御社の講座を選ばせていただきました。受講を申し込んだのは、二次試験まで残り一ヶ月ほど前で、焦る気持ちや不安もありましたが、御社の丁寧な添削や、言葉の言い回しについての指導のおかげで、無事合格することができました。
もともと文章を書くことに対して、あまり苦手意識はありませんでしたが、小論文は、あくまでも試験であり、内容によって大学の合否が決まります。小論文は第三者から指導をもらうことで気づける点が多くあり、その指摘を受け入れて活かすことが合格につながると思います。自学だけでなく、第三者から指導をもらうことがとても大切だと感じています。
O・Rさん(2018年東京学芸大学 A類学校教育合格)
センター試験が終了し、センターリサーチの結果は、ボーダーラインとかなり厳しい状況。また、学校で少し小論文の講習を受けていたものの、自分が今すべきことはなんなのか全く分かっていませんでした。学校教育学部の場合、センター試験の比率が大きい為、わざわざ有料の講習を受ける必要などないという安易な考えを持っていたためでした。そもそも、小論文なんて元々の国語力で点数が出るものだと思っていたので、数回の添削なんぞで書けるようになるのか半信半疑でした。ただ、添削の回数を重ねていくうちに自分では気付かないような自分の書き方の癖を知ることが出来ました。また、二次試験の直前期に不安で孤独な時には、添削の最後に書いて下さった応援や励ましの言葉が私の心の支えでした。確実に自分の力が向上していることを実感でき、本番も余裕を持って挑むことが出来ました。小論文とは、正しい指導を受ければ確実に力がつくものだと実感しました。西田先生と児玉先生丁寧なご指導ありがとうございました。
O・Sさん(2018年東京学芸大学 E類生涯学習合格)
受験結果ですが東京学芸大学に無事合格することができました。WIEの添削指導を受けることが出来たのは2回でしたが最後の「合格圏内です」の言葉がとても当日の自信になりました。自分に足りないところ、また伸ばすべきところがとてもわかりやすくて合格に至る力になったと思います。ご丁寧にありがとうございました。とても感謝しています。
以前までの私の小論文の実力はとても酷いものでした。何を書いても話題がそれてしまうし、同じことの繰り返しを書いているだけでした。そもそもコツも何もかも分からなくて、「とにかく思った事を適当に羅列していけばいいや」といったような感覚でした。
そんな私の書いた小論文模試の結果は凄まじく酷いものでした。偏差値は32、学校でも学年でビリから3番目の成績でした。そのため、正直東京学芸大学の二次試験が小論文の時諦めようかと思っていたほどでした。しかしたまたまwieを見つけ、添削指導を受けたことで自信がつきました。 学校の先生方も「格段にレベルアップした」と言ってくださるほどでした。キーワードの使い方、接続詞の応用方法、設問に的確に答えるコツ。全てが当日の力になりました。試験本番のあと、添削指導の中で得た知識を全て盛り込んだ事に確かな合格の希望を見出したことを覚えています。今回こういった形でwieと出会い、合格出来たことを嬉しく思っています。ぜひ、これから小論文をやる方も今の実力に絶望せずに、wieで確かな知識を得て頂きたいと思っています。
また、次に文を書く機会にぜひ利用させていただきたいと思います。本当にありがとうございました。本当に素晴らしいサービスだと思っております。
O・Aさん(2017年東京学芸大学 C類特別支援合格)
WIEで小論文の添削を受けて良かったと思います。1つの小論文に対しての指導内容がとても細かく、わかりやすかったです。初めの方はサボってしまい、試験の何週間か前に3、4つの小論文を早いペースで提出してしまいましたが、それでも間に合うように早いペースで添削してくださり、助かりました。ありがとうございました。毎回添削で直すところが多かったのですごく不安でしたが、最後の添削の時に、「昨年合格者と比べても平均以上の能力をお持ちです、自信をもって取り組んでください。」と書いてあったので自信を持って取り組むことができました。第一志望合格という良い報告をすることができて良かったです。本当にありがとうございました。
M・Sさん(2017年東京学芸大学 E類生涯学習合格)
私はセンター試験を終えた後に二次試験の科目を小論文にしました。なので、時間が少なく書けるようになるのか不安でした。一回目の添削では小論文と呼べるほどのものも書けず、多くのことを指摘していただきました。二回目では指摘していただいたことを見直し、内容を吟味し、大幅に改善されたのが自分でもわかりました。それでも直す所がまだあり、突き詰めて書くことを意識できるようになりました。3年分もやると、パターンや、書き方が自分なりにわかるようになり、初見のものもある程度は書けるようになりました。重要なのは内容を吟味し、じっくり考えることだと思います。それをさぼらず行ったことで、本番でも焦らず、考えられました。添削のおかげでなんとか小論文の形になりました。wieには非常に感謝してます、ありがとうございました。
添削主任より:東京学芸大学を志望される皆さんへ
東京学芸大学では、前期日程入試の半分近い選修・専攻で、小論文試験が行われます。どの問題もよく研究された良問だといえます。高校で学習する内容が正しく身についているか、あるいは各選修・専攻と関連の深い分野に関する考察ができるかを問うものです。ただ、良問だけに、事前に十分な対策をしているか否かで、大きく得点に差が生じます。
出題形式は、数頁程度の課題文を読ませ、その内容を400字程度で書く設問と、解答者の考えを600字程度で述べる設問との組み合わせ、というのが一番多くなっています。A学校教育・C類特別支援教育およびE類の各コースが、この出題形式を採用しています。しかし、A類の国際教育やDの養護教育のように、課題文がない、あるいはあってもごく短いという出題もあります。ただ、こうした課題文がない、あるいはあっても極端に短い出題の場合でも、設問の重要概念(語句)に対する知識が必要になるなど、課題文ありの場合より易しいとは言えません。いずれも他の選修・専攻と難易に大きな差がないように調整されています。
また、課題文ではなく図表が与えられる場合もあります。A・B類の家庭科がこの形式ですが、過去には他の選修・専攻でも図表が出題されたことがあります。2014年の学部改変後、それぞれの選修・専攻の出題がどうなるか注目されましたが、ほとんどが改変前と同じ出題傾向でした。
2021年入試から、A類環境教育・美術、AB類の国語・社会・理科でも小論文入試が始まりました。いずれも設問分のみの形式で、各教科に対する考えを問うものです。
以上簡単に見てきましたように、東京学芸大学では、選修・専攻によって、それぞれ特色のある出題がされています。しかし、各選修・専攻の出題傾向には、例年大きな変化はありません。したがって、過去問演習をしておきますと、非常に有利になるといえます。
この講座の添削例(クリックで詳細を表示します)
A・B類家庭2020年度入試
今回から添削を担当する児玉です。よろしくお願いします。
まずは今回の問題全体について見てみましょう。今回の問題は、課題文を読ませ、それについて解答者に答えさせるという形式です。このような課題文型の問題では、課題文との間でいかに適切な対話を行うことができるかが重要となります。つまり、課題文を議論の相手とみなし、課題文の主張を解答者なりにまとめ、それに対して解答者はどのような立場を取るのか(課題文の主張に賛成・反対・一部賛成など)、そしてそのような立場の根拠として何が挙げられるのか、こういった要素が答案に含まれることが必要となるのです。口頭での議論を想像して貰えれば分かると思いますが、議論を行う際、議論の相手の意見を無視し、解答者自身の意見がひとりよがりなものとなってしまっては、議論が成立しません。まずは相手の意見を良く汲み取り、それを土台として自身の考えを展開することが必要となってくるのです。課題文が存在する小論文でも同様で、課題文の内容を土台にしてはじめて合格水準の答案を作成することが可能となります。この、課題文相手の議論という点には、今後も十分注意を払って下さい。
問題全体については以上として、以下では問ごとに答案に沿って添削をおこなっていきます。なお、アルファベット記号(ABC…)は、答案と添削とで対応しています。
問1
課題文の内容を踏まえて、解答者自身の見解を示す問題です。設問文にもあるように、まずは公民館の特徴を課題文から抽出し、そこから導かれる公民館の学習の在り方を示して下さい。
(添削コメント)
________________________________________
A:解答者の考えを端的に述べている段落です。今回のように、答案の最初に解答者の考えを端的に示しておくことは、読み手の理解を促す上で大変有効です。今回の解答者の主張は主に、「地域社会運営の中心であるべき」点、「無料」であるべき点、「住民が誰でも行うことができ」るべき点の三つとなります。後の二つは課題文では直接に触れられていませんが、最初の点は課題文全体の主張と重なっています。このように課題文の内容を答案で取り上げる際には、必ず「課題文が述べているように~」などといった表現で、その箇所が課題文から引いてきた内容であることを示す必要があります。このようにしないと、どこからどこまでが課題文の内容で、どこからどこまでが解答者の考えなのかを読み手は判断できず、大変混乱した読解を招いてしまいます。まずは、課題文で述べられている公民館での学習の特徴をまとめてみましょう。特に課題文の第二段落では、学習の特徴が端的に述べられていますので、この箇所を中心に参照すると良いでしょう。合意形成や公共性への気付き、協力者の育成や持続的な展開といった点が重要になるかと思われます。また、4ページの課題文の内容からは、公民館の活動が多岐にわたる点も読み取れるかと思います。これらのように、まず公民館での学習について、課題文からその特徴を抽出してみてください。その上で、解答者の考えを示すと良いでしょう。
B:解答者自身の経験を具体例として述べている段落です。このように解答者の経験を答案に盛り込むことは、答案の説得力を増すために、大変有効です。通信欄にはこれらの経験が大学時代のものであるため嘘と判断されるのではないかという懸念が述べられていますが、その点は心配ないでしょう。あまりにも荒唐無稽な内容でない限り、読み手はその内容が嘘であるかどうかよりも、答案全体の文脈と合致しているかどうかを重視します。つまり、答案における解答者の主張を十分に支えるような根拠として具体例が提示されているのであれば、問題ないということです。そのような視点から今回の具体例を読んでみますと、内容自体は設問の問いかけとも合致しており、大きな問題はありません。しかし、公民館の利用が無料であるべきであるという解答者の主張とは、残念ながら直接的な関係を持っていないように思われます。例えば学習会を有料で行っていた時は参加者が少なく町にとって重要な課題を見つけ出すことが難しかったが、学習会を無料で行ったところより幅広い層から意見を募ることが可能となり、これまで見落とされていた意見に公共性を見いだせるようになった、といった具体例であれば、今回の解答者の主張と合致する具体例であると言えるでしょう。このように、具体例を挿入する場合には、それが主張と適切に噛み合っているかどうかが大切なのです。
C:この段落は、「誰でも参加できる」という公民館での学習の利点が「地域の人同士のつながり」につながる、といった主張を述べている段落です。しかし、特に具体例もなく、課題文の内容にも触れていないため、少々説得力に欠ける内容となっています。このような点を解決するためにも、やはりまずは、課題文の内容をまとめた上で、解答者なりの見解を述べるという順序をとったほうが良いでしょう。
________________________________________
問1についての添削は以上です。主張から具体例へ持っていくという構成をとることが出来ている点など、解答者が小論文作成の基礎的な技術を持っていることがうかがわれる答案です。国語表現についても、ほぼ指摘すべき箇所はなく、解答者の高い表現能力が示されています。しかし、上でも何度か述べたように、課題文との対応が出来ていないため、議論としてほぼ成立していない内容になってしまっています。まずは、公民館での学習について課題文がどのように述べているのかを要約し、その上で学習のあるべき姿を解答者なりに提示しましょう。
問2
課題文や問1の答案を踏まえて、解答者の知識から具体例を提示する問題です。解答者の知識が主に問われていますが、さらにその具体例における成果や課題が問1の内容にも結びついていると、なお良いでしょう。例えば、ここで挙げる具体例の成果が、「住民が無料で参加できること」によって達成されたことが示せれば、問1との間の一貫性を示すことになります。課題文と各問をバラバラに扱うのではなく、緊密に結びついた形で提示することが重要なのです。
(添削コメント)
________________________________________
A:鉤括弧が行の最初に来る場合には、その鉤括弧を前の行の最後のマスに挿入して下さい。これは原稿用紙を使用する際の規則となります。
B:少々細かな点となりますが、「自己学習で」よりも「自己学習として」としたほうが正確な表現だと思われます。
C:「~たり」という表現は、二つ以上連続する場合にのみ使用可能な表現です。ここでは一度のみの使用となっていますので、「質問をし」などと修正し、「たり」を避けた表現を用いると良いでしょう。
D:ここまで具体例について現在形で述べてきましたので、この箇所も「行われる。」と現在形で表現すべきでしょう。表現に一貫性をもたせることで、読みやすさが向上します。
E:表現が不自然な文です。末尾の「人もいる」を削除すると良いでしょう。主語と述語がきちんと対応しているかどうかには、常に気を配って下さい。
F:基本的に小論文は解答者の考えを提示する場なので、わざわざ「~と考える」といった表現を挿入する必要はありません。他人や課題文の考えと解答者自身の考えを適切に区別する必要がある場合などを除いて、こういった表現は避けましょう。字数の節約にもなります。
________________________________________
問2についての添削は以上です。具体例の提示、そしてその成果と課題を示すことが出来ており、設問の要求に対して適切に応えている答案だと言えます。一部表現に修正可能な点はありますが、構成全体としてはすでに問題のない答案だと言えるでしょう。上でも述べたように、出来れば問1との結びつきが欲しいところですが、そもそも問1の構成が固まっていない初回の時点では、これも難しかったかと思います。再提出時は主に問1に注力してください。
今回の添削は以上となります。繰り返しになりますが、課題文のある問題では、課題文との間でいかに議論を行うかが焦点となります。課題文はどういったことを主張しており、解答者はそれらの主張に対してどのように応えるのか、こういった点を意識して、問1を再構成してみてください。
E類生涯学習2020年度入試
東京学芸大学の講座を担当する西田です。よろしくお願いいたします。
最初に通信欄でいただいたご質問から考えて参りましょう。
*自分の実体験や、人から聞いた話や、新聞やニュースでみたことを、書いた方がいいのでしょうか?
これは、第一義的には設問の要求によって決まります。
①書いてはいけない場合
「次の文章を要約しなさい」「図表から読み取れることを述べなさい」……
課題文や資料の内容把握=要約だけを設問が要求しているのですから、それ以外の要素は減点の対象になります。課題文や資料にないご自身の「実体験」など書きますと、「課題文(資料)が読めていない・誤読している、と判断されるからです。
②書かなければいかない場合
「~について課題文以外の事例を挙げながら……」「~あなたの高校時代の経験をふまえ……」
このような設問の要求に関しては、課題文以外の材料を用意する必要があります。なかでも、「あなたの体験」を要求する設問に対しては、マスコミなどの伝聞ではなく、解答者自身の体験を書く必要があります。
③必要があれば書く場合
「~に関するあなたの考えを述べなさい」「~について論じなさい」
これについては、お送りした教材の『小論文標準テキスト』でも触れていますので、併せて参照してください。こうした要求に対しては、制限字数の多少に関わらず(小)論文を書くことになります。そして小論文には、次の2つの要素が必要不可欠です。
①書き手の主張・見解:これは、命題(AはBである/ではない)の形を取ります
②論証:①の命題を読者(採点者)に同意・納得してもらうための説明
この②に関しては大きく二つの方法があります。1)①と考えた思考の筋道を説明する。2)①が妥当する事例(論拠)を示す。この②の2)の方法をとりますと、事例として「実体験や、人から聞いた話や、新聞やニュースでみたこと」が必要になる場合があります。
なお、多くの場合に②では、1)2)二つの方法を混合して論証していきます。ただ、まれにですが課題文の事例を材料にして、課題文の考え方の誤りを指摘することで、解答者の主張・見解が正しいことを論証できる場合もあります。このような場合には、課題文以外の材料は不要ですから、「実体験や、人から聞いた話や、新聞やニュースでみたこと」は書かなくてもよいことになります。
なお、実際には設問文をよく吟味しませんと、設問の要求を誤解し、必要なことを書かなかったり、逆に解答とは無関係なことを書いてしまったりすることになります。「実体験や、人から聞いた話や、新聞やニュースでみたこと」を書く必要があるのかないのか、まずは設問文を丁寧に読んでください。
*回答用紙の、問1、問2などと書かれている、行から書き始めてもいいのでしょうか?
出題側が特に指定していませんので、問題番号の書かれている行から書き出しても、大きな減点にはならないでしょう。
ただ、設問の要求・資料の内容からみて、答案が複数の段落になる場合が多いと思われます。そうしますと、冒頭の1字空けなど段落の形式を統一するためには、問題番号のない2行目から書き始める方が良いでしょう。今回の書き方が良い、という結論になります。
*グラフを読み取る問題では、文末を、
〜とわかる、〜と読み取れる、
とするのと、
〜だと、言い切ってしまうのと、どちらがよいのでしょうか?
結論から申しますと、どちらでも構いません。文芸作品ではありませんので、正確な表現でさえあれば、同じ語の繰り返しなどがあっても特に採点に影響しません。ただ、私なりに適切と思われる表現があれば、適宜紹介いたします。
以上、簡単ですが通信欄でいただいたご質問のお答えとさせていただきま
ここからは、過去問に即していきます。お送りした教材の掲載順とは逆に、出題年度の新しいものから挑戦して頂きました。これでも構いませんが、出題年度の古いものであれば、これまでの添削例と、実際の合否結果を踏まえた指導ができます。しかし、最新年度の答案は添削数も少なく、また合否実績がありません。そのため、正確な合否の可能性を述べられなくなります。予めご承知おきください。
ここからは、今回の答案を見ていきましょう。出題傾向の分析は、教材をお読みいただくことにして深入りしません。二つの大問から構成され、それぞれ教科としての家庭科に即したものになっている出題形式は、ここ数年安定しています。ただし、Ⅰは家庭科でも触れますが、公民科で取り上げることの方が多いかもしれません。
さて、お送りいただいた答案は、誤字脱字や主語述語の不適応といった問題は少なく、解答者の国語力は十分だと申せます。さらに、設問の要求に基本的には沿った解答となっています。これを無視した、いわば見当違いの答案も少なくありませんので、この点は高く評価できます。
また、答案の分量も妥当なものと申せます。AB類家庭科の出題は、制限字数を明示していないのですが、各大問で1000字程度、全体として2000字程度にすることをWIEではお勧めしています。これ以上の字数ですと、個人差はあるものの制限時間以内に完成しない可能性が高くなります。一方、各大問の答案字数が500字未満ですと、設問の要求に対応した内容にはならないと思われます。今回の答案字数を、実際の試験でも目安にするとよいでしょう。
以上のように、大枠としては適切な回答となっていますが、課題文(資料)の読解を誤ったり、概念の関係付け=論旨の構成に失敗したりしています。もっとも、初めての過去問挑戦ではやむを得ないことではありますが、致命的なミスとなっている箇所も散見されます。
以上から、昨年までの受講生で、めでたく合格された方がこの段階で提出された答案と比べて、平均的な水準と申せます。ただし、本年の出題に関する添削例が少ないですので、この印象の精度は、余り高くありません。19年以前の過去問に対する添削では、もう少し確度の高い判断ができると思います。
では、ここからは小問ごとの検討に移りましょう。
答案に対するコメントは、小問ごとに添削本文の後にまとめてあります。ABC……、abc……の記号は、答案のものと対応しています。なお、特にコメントのない修正は、単純な語句の誤りや、分量調整のためのものです。
Ⅰ
家庭科の中でも社会生活分野からの出題であり、公民科(政治経済・倫理・現代社会)共関連の深い分野ですね。また、図表の読み取りが課されますので、この成否が大きく得点に影響します。
問1
図表の読み取り問題ですので、文章読解=要約問題と同じく、解答者の主張や見解はもとより、独自の解釈などを書きますと、大きく減点されることになります。しかし、図表が対象ですので、解答者独自で文章化する必要があります。そのときでも図表内で使用されている概念は、原則としてそのまま用います。これを断りなく言い換えたりしますと、図表にない概念を読み取ったことになりますので、致命的な減点につながります。
今回の答案では、正確な読解ができており、大きな見落としはありません。初回提出からギリギリですが合格圏です。ギリギリと申しましたのは、致命的な減点にはならないももの、改善の余地がありますので、できるだけ細かく指摘して参ります。
(添削コメント)
A:あって誤りではありませんが、設問の要求を答案の中で繰り返す必要はないでしょう。
a:受験テクニック的な指摘になりますが、設問文・課題文の重要概念はできるだけそのまま使用するのが、設問の要求に的確に応えるコツといえます。
B:「圧倒的」という判断・評価をしますと、それが正しいかどうか、論証しなければなりません。しかもこの論証は、「読み取れること」ではなく、読み取ったデータ委に対する解答者の解釈となりますので、設問の要求に反します。
口頭での会話なら問題にならないでしょうが、文章の場合には多少の減点につながります。
C:不正確な表現です。
1)図1も3%、図2も3%とということなのか、両者で差があるが平均すれば3%なのか、現在の記述では判断できません。図1・2それぞれの値を明確に示しましょう。
2)50%から、3%値が低下して47%になったのか、50%の3%=1.5%減少して48.5%になったのか分かりません。一般に前者のような場合には、「3ポイント」減少・増加という表現をします。
以上の1)2)に関して、誤解の余地がないようにしてください。
D:Bと同様の問題です。何年から「近年」と判断したのか、不明です。他の箇所でもいえることですが、「○○年から××%となっている」など、具体的なデータを挙げる方が良い場合もあります。
以上のコメントを参考にして、再提出をしてください。
問2
こちらは、「考察せよ」とありますので、解答者の主張・見解が要求されています。なお、図1・2の内容理解が前提になっていますが、これは既に問1で行った作業です。したがって、そちらとの重複を考慮する必要があります。
現在の答案は、こうした設問の要求を大枠では正しく把握しています。しかし、問一との重複が見られるとともに、「考察」の材料(論拠)が不十分です。特に、「家計」の前提になる「世帯」のあり方が無視されています。そのため、設問の要求に十分に応えておらず、あと一歩ではありますが、合格圏とは申せません。
また、図表の読み取りにも致命的なミスはありません。しかし、育児(介護)休業制度に関する知識が不正確であり、またそれに関して設問の要求する「家事や育児」のうち、家事については十分議論できていません。そのため、後一歩ですが合格圏とは申せません。
上の点を中心に改善を考えて参ります。
(添削コメント)
A:既に問1で解答した内容です。制限字数がありませんので、これを書く減点になるとまでは申しませんが、不要な記述です。制限時間のある入試答案ですから、割愛する方が良いでしょう。
なお、課題文(図表)との関係を明確にする必要がある場合には、「問1で見たように」といった形にする方法もあります。
B:この判断には、論拠が必要です。非正規雇用でも、特殊技能を持つことで、高額な収入を得ることも可能でしょう。ですから、このような考察をするには、次のような条件を指摘する必要があります。
①同一労働であっても、単位時間あたりの賃金(時給)が、非正規雇用者の方が正規雇用者より低い。
②非正規雇用者はパートタイムが多く、フルタイムの正規雇用者よりも労働時間が短い。
これらに関しては、「新聞やニュースでみたこと」かもしれませんが、それ以前に高校の授業で学習していることですね。こうした知識を用いた「考察」をした上で、現在の答案にある関係を指摘してください。
なお、②とも関係しますが、雇用期間が短いだけではなく、不安定といったことも指摘できるでしょう。企業側の都合で、繁忙期には正規雇用者と同程度の勤務時間を要求される一方、閑散期には大幅に削減されたり、雇用契約を解消されることもありますね。③としてこの不安定さを挙げても良いでしょう。
C:接続の言葉(文法上の接続詞に限りません)の使用には注意が必要です。「また」は、前文と後文が相互に独立した内容が併置の形になる場合ですね。現在の記述では、*で「家計」という概念を使っていますので、この「また」以降は、「家計」ではない独立した内容となります。そのため、これ以降のD部分は、形式の上でも設問の要求と無関係な、いわば蛇足と言うことになります。
Dの改善と合わせ、不要な接続の言葉を用いないことも含め、再検討してください。
D:**および***は、婚姻関係にある事を前提にしています。しかし、「家計」の単位になる「世帯」は、こうした夫婦とその子供といった形式だけではありません。
たとえば、親子同居世帯で、本人が子である場合なら、収入が少なく不安定なために女性の方が独立が難しい、ということがあるかもしれません。また親離れした単身世帯では、男性よりも経済的に苦しく、不安定ですね。本人同士が夫婦である世帯では、男性が主たる稼ぎ手で、女性が補助的な立場になるでしょう。
特に近年注目されているのは、ひとり親家庭の問題です。このような世帯では、母子家庭=女性が家計収入の担い手である方が、父子家庭=男性が家計収入の担い手である場合より、経済的に苦しく、不安定になりがちですね。
以上、「世帯」の形を思いつくままに挙げてみましたが、高校で学習した内容を活用して、「世帯」による「家計」のあり方を踏まえて「考察」してください。
E:書くと減点になるとは申せませんが、Dで挙げたさまざまな「家計」のあり方の一類型でしかなく、取り上げなくても全体の論旨に大きな影響はありません。
逆に、Dでひとり親家庭の抱える問題の深刻さを指摘したのであれば、ここでひとり親以外の事例を挙げるのは、論拠として不適切であり、論旨の不整合と判断されかねません。Dの改善結果と併せて、この部分の位置づけを考えましょう。
なお、受験テクニック的に申しますと、B・Dの改善で大幅に字数が増加しますので、ここで具体例にまで言及する余裕がなくなると思われます。その場合には、思い切ってこの部分を割愛しましょう。
以上のコメントを参考にして、再提出をしてください。まだこの年度の提出答案が少ないので、確かなことは申せませんが、このⅠの2は難問なのかも知れません。
Ⅱ
Ⅰ同様、図表の読み取りであること、また高齢化は公民科など他教科とも関連する点で、Ⅰと共通する問題が多いと言えます。ただ、「高齢者が生活するうえで」という個人の生活・福祉分野に関する内容であり、Ⅰよりも家庭科固有の性格が強い出題と言えそうです。
問1
Ⅰの問1同様、グラフの読解=内容把握が問われています。ただ、こちらは「わかること」としています。「読み取れること」と大きな違いはありませんが、凡例に6つ項目が挙げられているように、グラフの内容が複雑です。そのため、各項目の推移を見るだけではなく、その相互関係も指摘することになります。この点で単にデータを「読み取」るだけではなく、そこから相互関係を「わかること」を要求しているのです。
現在の答案は、こうした点をほぼ満たしています。しかし、「わかること」ではない内容まで書かれており、残念ながら合格圏とは申せません。
(添削コメント)
A:Ⅰの問1Cで指摘しましたように、このような場合には、21.5「ポイント」とするべきです。なお、「○年の%から、●年の△%に上昇し」といった具体的な数値データを挙げる方法もあります。
B:3カ所ともAと同様の問題です。ここも具体的な数値を挙げる方が良いでしょう。例えば、同じ「倍増」でも、40%から80%になったのと、0.1%から0.2%になったのでは、位置づけが大きく異なるでしょう。
C:接続の言葉が不正確です。「というのも」というのは、前文で示した判断・見解に対して、後文がその理由・論拠になっている場合です。
ここでの前段落の内容との関係は、どうなっているのでしょうか。前段落でみた推移と独立した同格の内容であるなら「また」「さらに」といった接続語になるでしょう。あるいは、前文の内容の相互関係などから「わかること」を挙げたのであれば、「以上より」「ここから」といった接続後になるでしょう。これ以外の関係であれば、それに対応する接続の言葉を考えてください。
D:Cと関連して、第1段落との関係を考えましょう。
例えば、グラフ全体の動向(単独世帯の増加・夫婦のみ世帯の増加・三世代同居の減少・高齢者のいる世帯の比率上昇……)を列記する部分(①)と、その動向を分析する部分(②)です。①で三世代同居が、2016年時点で全体数の1割強に過ぎません(2,699世帯/24,165世帯)。一方、「65才以上の者がいる世帯」の割合が、48.1%ですね。ここから、「65才以上の者」の多くが、どのような世帯に属するか、推定できる=わかるでしょう。第1段落で①のデータ読み取りを、第2段落で②の①から「わかること」を書く、といった構成が考えられます。
E:今回、合格圏とならなかった最大の理由です。高齢者以外の単独世帯も当然ありますので、「高齢者の単独世帯」が4倍になったという判断はできないと思います。若い独身者が親元から独立しても、「単独世帯」は増加しますね。
ここは、Dを参考にして、グラフから読み取れるデータを慎重に検討しましょう。
以上のコメントを参考にして、再提出をしてください。
問2
「理由・改善策」という、グラフには存在しない内容を要求されています。Ⅰの問2同様、解答者独自の知識を用いて、主張・見解を述べることになりますね。
現在の答案は、こうした設問の要求に沿おうとしてはいます。しかし、問1では「説明した結果を踏まえ」ていない箇所があります。また、概念の関係付け=論旨の個性にも不適切な箇所があります。したがいまして、あと一歩ではありますが、合格圏とは申せません。
(添削コメント)
A:Ⅰの問1Aと同じです。設問の要求と対応していることは大切ですが、だからといって設問の内容をそのまま答案で復唱する必要はありません。
B:Aと関連しますが、設問文重要概念=議論を要求している論点は、答案でもできるだけそのまま使用しましょう。このことで、答案と設問文と対応が明確になります。
C:高齢者だけの夫婦であれば、「孤立」とは言えないでしょう。また、かつての村社会のように、地域の人が個人やその家庭の問題にむやみに介入することが良いとも言えません。
問題になるような「孤立」とは何なのか、まずは考えましょう。よく言われるのは、心身の不調に気づいてもらえず孤独死する、避難場所・避難情報などが伝わらずに逃げ遅れる、行政サービスを知る機会が少なく役立つ制度があっても利用できない……などが挙げられるでしょう。もちろん、話し相手がいない、といった精神的・心理的な苦痛もあるかもしれません。
ただ、孤独死などは高齢者の「単独世帯」では深刻な問題ですが、「高齢者だけの夫婦」には起こらないでしょう。世帯のあり方と「課題」の関係を性格に考える必要があります。
D:地域社会の協力以外にも、自治体職員による戸別訪問の充実など、「改善策」はあり得ます。しかし、多くの自治体は財政事情が厳しく、こうした対応ができないという「理由」があるので、「地域社会」の協力という「改善策」が必要だ、といった議論ができるでしょう。
E:誤りとは申せませんが、「孤立」との対比を考えますと、不適切です。「買い物に行けない」のは、足腰が弱っている・自動車の運転ができない……などの理由で移動が困難だからではないでしょうか。逆にいえば、買い物にいけない、医療機関の受診が難しい、図書館や公民館など行政サービスの利用しにくい、という「3つ」を挙げても、それはすべて「移動」という一つの問題と考えるべきでしょう。
「課題」としてどの程度の具体性を考えるのか、再検討してください。
F:高齢者の絶対数は増えなくても、若い世代と同居しない高齢者が増えれば、問1の※で指摘したような、「高齢者世帯の増加」は起きます。極端な話、今まで同居していた高齢者夫婦や高齢者兄弟姉妹がそれぞれ独立して、高齢者だけの「単独世帯」になれば、高齢者の全体数は同じでも、「単独世帯数」は増加しますね。
Cで孤立、Bで移動の問題を挙げたのであれば、ここで介護などを挙げることができるでしょう。高齢者は病気に持病や障害を持つ人が多くなります。こうした人の介護は、かつての日本ではどう今日する若い世代(肯定者の子供やその配偶者)が行ってきました。しかし、問1※で挙げたような世帯には、若い世代がいません。そこで、家族以外、世帯の外部が介護の担い手となる必要が生じますね。
以上のコメントを参考にして、再提出をしてください。
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