一橋大学小論文講座(推薦)

一橋大推薦入試の小論文過去問に取り組むことで、合格を目指します。
新年度版(2025年入学者対象)は、現在準備中です。
閉講後に添削を希望される方は、問題持込小論文添削問題手配依頼小論文添削をご利用ください。

合否報告をいただいた2023年度受験生の合格率は50%です(合否のお問い合わせにお答えいただいてない方3名は除外しております)。
合否報告をいただいた2021年度受験生の合格率は100%です(合否のお問い合わせにお答えいただいてない方3名は除外しております)。

使用教材や添削回数については、大学別対策講座一覧を御覧ください。

難関の一橋大学入試ですが、通常でも70%、受講者が少ない年度ですと合格率100%の学部があるなど、WIEの大学別講座の中でも合格率が高くなっております。

一橋大学(推薦)合格へのタイムスケジュール

 春休み~1学期前半は、入門小論文に取り組むことをおすすめします。
 また、学習方法に迷われている方には、志望学部・学科の実力診断がおすすめです。


基礎学習を希望される方は、入門小論文講座を受講されるか、自習用教材のご利用をお勧めします。
昨年度の実績では、「入門小論文」を受講してから大学別講座を受講された方の合格率は、大学別講座だけを受講された方よりも、10%から20%高くなっています。

WIE受講者の合格実績はこちら

現時点での実力を知った上で、受講講座を決めたい方のために、実力診断を行っています。
入門小論文など基礎学習から始めるべきか、すぐに過去問演習を始めるべきか迷っている方におすすめです。

実力診断の内容             アコーディオンで開閉します。

今、志望大学・学部を受験したら、どの程度のできるのだろうか。また、合格するためにやるやるべきことは何か。過去問に挑戦して頂くことで、経験豊富なWIE添削陣が的確な診断と助言をいたします。
大学別講座で扱う過去問の前年出題を教材にしております。
 
①WIEの大学別講座から、診断を希望する大学・学部・受験型を選んでください。
②お申込ボタンをクリックし、手続きを進めますと、レジ画面が表示されます。その下の方に備考欄がありますので、そこに①で選んだ「大学・学部・受験型」を記入してください。
③入金確認後、①の過去問1年分をwieからお送りします。
④③の解答を作成し、WIEに送ってください。
⑤通常添削と同じ期間で診断をお返しします。
 1)これまでの受講生・合格者の答案と比べてどのような位置にあるか
 2)1) で指摘した問題点。課題を克服すための方法
  ・wieのおすすめ講座/・関連する高校教科など
料金は問題の難易・答案字数の多少に関わらず一律5500円です。

上記の内容で利用を希望される方は、こちらからお申込みください。
※試験日まで1ヶ月半を切っている場合には、実力診断を受けずに、大学別対策講座に進まれることをお勧めします。大学別対策講座でも、基本的な知識の不足やその克服方法など、小論文以外にも補足的な指導を行っております。

下記講座から1つ選びレジ画面備考欄に記入 WIEが選定した過去問1年分 ¥5,500

開講講座と料金・お申込

お申込メールをWIEで受信しますと、自動返信でお振込先等をご案内いたします。
(自動返信が届かない場合の対処方法はこちら。)

講座名:一橋大学小論文講座(推薦) 添削問題数 料金 お申込
法学部:推薦 3年分 ¥26,600 準備中
経済学部:推薦 3年分 ¥51,200 準備中
社会学部:推薦 3年分 ¥26,600 準備中
商学部:推薦 3年分 ¥34、800 準備中
ソーシャルデータサイエンス学部:推薦 1年分 ¥18、400 準備中
上記以外の応募書類・提出書類の添削     こちら

※お申し込みの際には、通販法表記をご確認ください。
※リストにない学部学科の添削を希望される方や、大学別講座の受付終了後に添削を希望される方は次の方法で対応しております。
 ●添削を受けたい過去問(課題)をお持ちの方:問題持込小論文
 ●過去問(課題)の入手と添削を依頼したい方:問題手配依頼小論文
 いずれの講座も、お急ぎの方のため特急添削・急行添削を設定しています。試験までに一回は過去問の添削を受けましょう。

合格者のコメント(クリックで詳細を表示します)

※最新年度の合格者のコメント・体験記(全大学)はお客様の声にあります。

T・S様(2021年一橋大学 法学部合格)

  この度、一橋大学法学部に学校推薦型選抜で無事合格し、進学することになりましたのでご報告申し上げます。
過去問題がほぼ公開されていない中、三年分の過去問題を完全な形でご提供くださり、また添削もしてくださった貴研究所には、本当に感謝しております。安永先生の添削はとても丁寧で、論証に失敗している点をきちんとご指摘くださり、具体例とともに改善の方向性をお示しくださったこと、また論証に問題がない点についても「もし逆の立場をとるなら…」といった発展的なアドバイスを下さったことが特に良かったです。これまで小論文のレクチャーを受けたことがなく不安でしたが、実際に志望校の過去問題を解き先生の添削を受けたことで、当日は比較的落ち着いて試験に臨むことができました。当日書いた答案は100%満足のいくものではありませんでしたが、添削でご指導いただいたことを思い出しつつ、明確でしっかりとした論証ができたと思います。また、試験前ギリギリに提出した答案を(郵便での受講だったにもかかわらず、より早い返却のため)メールでもご返却くださったことにも感激しました。
 私の合格は、ひとえに貴研究所のご指導のおかげだと感じております。ありがとうございました。大学進学後もまたお世話になることがあるかもしれませんので、その際はまた何卒よろしくお願いします。


添削主任より:一橋大学を志望される皆さんへ

 一橋大学では、2018年度から入試制度が変わり、法学部・社会学で行われていた一般入試後期日程が全学部で廃止されるとともに、従来の商学部に加え、全学部で推薦入試が導入されました。いずれの学部の試験でも、小論文が課されます。センター試験を除く、大学が独自に行う試験は試験は小論文と面接だけですから、小論文の得点が合否に大きく影響することになります。

 学部毎の出題形式を見ますと、社会学部は議論の対象となる主張が一つ紹介されているだけで、課題文や資料はありません。出題そのものに議論の材料は少ないですが、議論すべき主張は、高校の授業で必ず触れるものです。高校段階の学力があれば、議論の糸口が見つからない、ということはないでしょう。

 社会学部以外の3学部は、いずれも課題文を読んで、その内容把握=要約を示した上で、解答者自身の見解を述べるものです。課題文はいずれも日本語であり、それも含めて文系の大学入試小論文としては、一般的な出題形式だと言えます。

 ただし、法学部の出題では、二つの小問があり、課題文の内容把握と解答者の見解を独立の文章で解答しますが、経済学部の出題では2つの要素を1つの(小)論文に盛り込む形です。更に商学部では、漢字の書き取りなども課されるため、小問は5つもあります。

 このように、学部毎にそれぞれ特色のある出題形式になっています。そのため、志望学部で実際に出題された過去問の中心に、それぞれの出題形式にそった演習をするとよいでしょう。これが、効率的に入試対策を進めるポイントになります。

この講座の添削例(クリックで詳細を表示します)

社会学部2020年度入試

 受講生による答案本文は割愛しております。
 また、ABC等の記号は、添削コメントが答案本文のどの箇所に対応しているか、示すために用いているものです。
 これまでにも何度かお伝えしたかと思いますが、一橋大学社会学部の小論文入試は受験生自身が設問の要求を踏まえつつ、話題を掘り下げ、論理的な文章を仕上げることを要求してきます。これは他の大学の小論文入試と比べると異質であり、そのせいでうまく対応できた受験生とそうでない受験生の差がつきやすいと言えます。小論文入試の典型的なパターンは、課題文などが与えられ、そこで展開される話題に則って答案を仕上げるものです。しかし一橋大学の場合、課題文は与えられず、話題の選択の大部分(大まかには設問が設定しているが)も受験生が行わなければならず、かなり難しい部類に入ると言えます。したがって、今回のように「どうすればわからない」という状態になってしまうと、しっかりと話題を設定し、掘り下げられた受験生とは大きく差がついてしまうということになります。
 今回は1回目の添削ですので、設問を手がかりにしつつ話題を掘り下げる方法もコメントしてまいります。一見「どうすればよいかわからない」問題でも、手順を踏めば話題を掘り下げることはできますので、継続してがんばっていきましょう。
 詳細に入る前に全体的な話をしておきます。
 今回の設問は次のようなものでした。

五十音順(あいうえお順)のメリットとデメリットについて論じなさい。(1200字以内)

これに対して解答者は大きく分けると5つ(答案のA~E)の指摘を行っていましたね。しかし、残念ながらその多くは五十音順(あいうえお順)のメリットとデメリットについて論じられていません。設問をよく読んでいただきたいのですが、論じるべきなのは五十音順という並びであって、五十音というかな文字の体系ではありません。しかし、C以外のすべては、五十音順ではなく五十音や、かな文字に関する内容になってしまっています(それぞれの内容にも問題がありますがそれは以下で詳しく見ていきます)。この時点でCしか設問の要求に関係しておらず、大幅な減点は避けられません。
 どれほど設問が難しく感じられようと、設問の要求には応えなければなりません。書くことが思いつかずにあれこれ考えているうちに迷走する気持ちはわかりますが、そのようなときこそ設問を繰り返し読んで、考えるべき方向性をしっかり見定めるようにしましょう。

添削コメント

A:これは五十音順ではなくかな文字の特徴なので設問の要求からずれています。五十音順でなくて「いろはにほへと順」でも当てはまってしまいますよね。
B:これは五十音順ではなくかな文字についての話題なので設問の要求からずれています。さらに、文字数の数にしか「物事を分けられない」というのは内容的にもよくわかりません。英語圏の人間も日本語圏の人間も同じようにリンゴはリンゴとして認識していますし、お互い翻訳すれば意思疎通もできます。もし解答者が言うように母語の特性が物事の分解能に関係しているなら、日本語を英語に翻訳して意思疎通することもできないでしょうし、英語圏の人間も日本語圏の人間も同じリンゴをリンゴとして認識していることが説明できなくなりませんか?
 言語が変われば認識様式が変わるという考えは(なぜか)人気のある考えなのですが、翻訳やコミュニケーションを考えると簡単にそうだと言い切れるものではありません。また、いずれにせよ今回論じるべきなのは五十音順であって、五十音という体系そのものではないので、こうした話題もあまり関係ないでしょう。
C:ここは少し五十音順に関係しそうな内容が書かれています。「リズムの体得」というのが抽象的で内容があまり伝わりませんが、この点を膨らませるのが修正の方向として考えられます。修正の方向については最後にコメントしております。
D:これも五十音順ではなくかな文字の特徴なので設問の要求からずれています。
また日本語が世界一難しい言語だというのも根拠のない話です。そもそも誰にとって難しいのでしょうか。極端なケースを除けば人間誰しもある言語集団のなかで育ってきて、そこから更に別の言語に触れるという順序になります。したがって言語習得の難易度には、当然母語が何であるかなどの要因が絡んできているはずです。例えばフランス語を母語とする人ならば、日本語よりもスペイン語のほうが簡単に習得できると感じるでしょう。しかし日本語を母語とする人にとっては、フランス語もスペイン語も同じくらい難しいかもしれません。同じように日本語を母語とする人は漢字に慣れている分、フランス語圏の人よりも中国語を習得しやすいかもしれません。このように言語習得の難しさは、誰が習得するかによって変化する可能性があります。その点を考えずに日本語が世界一難しいと言ってしまうのは、根拠のない主張だと言えます。
E:これも五十音順ではなくかな文字の特徴なので設問の要求からずれています。それに単純に形が似ているというのであればaとd、nとh、pとq、lとiなども似ています。

【再提出に向けて】

このように大部分が設問の要求からそれてしまっていました。一見「どうすればよいかわからない」問題でも、設問をしっかり読んでその要求にあった原稿を仕上げることには代わりありません。少し順を追ってやってみましょう。

五十音順(あいうえお順)のメリットとデメリットについて論じなさい。

という設問なので話題は五十音順になります。
 次にそのメリットデメリットを考えてみましょう。ここで他の体系(アルファベットやいろはにほへとなど)と比べて、メリットデメリットを考えるというのが比較的すぐ思いつくでしょう(今回もそうされていますね)。
では、五十音順とアルファベット順、いろは順とで何が違うでしょうか。この段階では実際に原稿に現れないアイデアでも構わないので、とにかくアイデア出しをしましょう。メモに思いつくままに書いていくと良いです。例えば

 五十音順
 母音の順序が一定
 母音の順序に基づいてある程度体系的に分類されている
 5×10の表にできる
 濁点や半濁点などの例外がある

 アルファベット順
 母音と子音がばらばらに出てくる
 五十音順よりも体系的でない
 一列にはなっても表にはしにくい
 濁点などの例外はない

 いろは順
 母音の順序はばらばら
 体系的分類ではないが歌になっている
 表にはできないが、意味のある繋がりにはなっている
 濁点や半濁点などの例外がある

などなど他にも思いつくかもしれせん。この段階ではとにかく思いつくことを書いていきましょう。
 こうやってアイデアを出していくと、中には五十音順というテーマに関係のないアイデアが出てくるかもしれません。それはアイデア出しが終わったあとに消すなどしましょう(アイデアの整理をするときに設問を読み返すことが重要です)。
 こうやってアイデア出しと関係のないアイデアの削除をしたら、そこからメリットデメリットを考えていきましょう。例えば五十音順はアルファベットよりも体系的なので覚えやすいかもしれません。しかし例外があるというデメリットもあります。また、覚えやすさという点ではいろは歌には劣るかもしれません。
 また、こうした順番自体の性質に着目する以外にも、その順番を使って何かをするということを考えてみても面白いかもしれません。例えば外国人と日本人の名前をちゃんと並べるという文脈では、五十音順よりもアルファベット順の方がやりやすいかもしれません。五十音順だと濁点半濁点の例外があり、すべての音に対して順番を決めてくれてはいないからです(例えばプとブだとどっちが先にくるのでしょう?アルファベット順ならpとbなのですぐに順番が決まりますが、五十音順だとどうなるのでしょう)。他にも外国人が日本語を覚える文脈などを考えてみても良いかもしれません(アルファベットと五十音の違いではなく、アルファベット順と五十音順の違いに着目しなければならないことに注意してください!)。
 このようにいろいろな場面でのメリットデメリットを整理できたら、答案を実際に書くことになります。
 長くなりましたが、どんな問題でもこうした段階を踏むことになります。抽象的な言葉でこの手順をもう一度まとめると、次のようになります。

設問の要求を整理する

設問に関連するアイデアをとにかく出す

改めて設問を読んで、関係のないアイデアは削除する

残ったアイデアで、設問の書くように求めている内容を詰めていく

内容が詰まったら答案を書く

どんな問題が来てもこの手順は変わりません。これを踏まえて、再提出に挑戦してください。お待ちしております。
 小論文入試に限らず、受験全般に言えることですが、自分が難しいと感じた問題は皆難しいと感じています。自分だけに難しい問題が出ているわけではありません。実際、この年の問題は難しい問題だと言えます。しかし大事なのは、難しい問題にあたったときに慌てないようにすることです。難しい問題でも簡単な問題でも、今回コメントした手順は変わりません。「あー難しいの来ちゃったなーでもしょうがないか」と割り切って、いつもどおりの手順を遂行して原稿を仕上げるだけです。



受講の概要

  • ご入金の確認とともに、教材一式を発送します。教材と受講要領をご覧の上、教材のページ順に解答して、WIEまでお送りください。
  • 教材発送の方式は、郵送とEメールによる電送のどちらかをお選びいただきます。電送の場合は、PDF形式のファイルでの送信となりますので、5MB程度のファイルが送受信可能なメールアドレスをご用意ください。
  • WIEは答案受付後、通常4~5営業日、最大7営業日以内に添削文を発送します。なおまとめ出しの場合など、必ずしもこの時間内に発送できない場合があります。詳細は「受講期限と添削所要時間」のページでご確認下さい。
    ※お急ぎの方は、教材をお求めの上、こちらをご利用下さい。最短48時間で添削します。
  • 受講期間中は、メールにて、添削のほか学習上の質問にもお答えします。
  • 受験に関する疑問や学習上のハードルなど、学校の先生に相談する感覚で遠慮なくご質問ください。担当講師から、メールか、添削返却時に回答があります。