WIEスタッフ・西田よりごあいさつ

WIEスタッフ・西田よりごあいさつ

西田 京一(にしだ・きょういち)

WIE添削主任
東京大学卒・普通救命&AED技能者

プロフィールを紹介して下さい。

1959年、東京都杉並区で生まれました。小学校入学直前と結婚の際に引っ越しましたが、いずれも都内でしたので、東京以外で暮らしたことはありません。小中は市立、高校は都立、大学は国立の東大ですから、1年浪人したことを除けば、ごく安上がりな学歴です。

大学では、社会科学の多様な分野に興味を持ちましたが、最終的には高校時代から関心のあった西洋史を専攻しました。また、卒業時にも、高校の教員になるか、あるいは大学院を目指して研究者の道を進むかなど進路に悩みましたが、幸い専門分野である歴史関係の出版社からお誘いがありましたので、そこに就職しました。

この出版社での仕事は、学生時代の体験を活かすことができ、それなりに充実していました。ただ、15年ほど勤めた頃から、仕事のあり方に疑問を感じるようになりました。そのころ、高田先生と出会い、彼の考え方に少なからず共鳴しました。これがきっかけとなり、40歳になったのを期に、WIEの設立に参加し、現在に至っています。

本格的に文章と関わり始めたきっかけは?

出版社では編集部に所属していましたので、就職直後から、日々文章と関わる仕事でした。文章のプロとして、原稿を読んで、正確さを損なわずしかも読者に理解しやすいものにすることで、給料をもらっていました。

文章との関わりに関して転機となったのは、当時注目され始めた小論文入試の参考書を担当した時です。仕事の必要から、それまでに出ていた類書を読んだのですが、国語表現の解説やよく出るテーマの模範解答が主な内容でした。ところが、肝心の論文を書くための思考の手続きを述べているものは皆無でした。これでは、実際の試験対策として効果がないばかりか、大学入学後に必要になる力がつかないと思ったのです。

さらに、この思考の手続き=考え方は、参考書を読むだけでは身に付かないとも考えました。実際に書いた文章を見てもらい、それに即して考え方の問題点を指摘してらうのが一番だと思いました。またこれが、出版社での仕事への疑問でした。この判断の底流には、直接生徒と接する教師を志望していたこともあったと思います。

文章を読みその問題点を指摘するという点では、編集と添削の仕事に大きな差はありません。ただ、添削の仕事を始めてから、書き手の思考にまで踏み込むという、より深い関わり方ができるようになりました。

趣味など私的事情について話して下さい。

何にでも関心を持ち、手を出してみるのですが、長続きしない、というのが私の性格です。ただ、山登りだけは、学生時代から継続している趣味です。しかしこれも、年とともに体力が衰えてきましたので、ハイキング程度の山歩きもままなりません。

ただ、もともと歴史が好きですから、最近はこちらを主にして、史跡巡りをかねてのウォーキングが多くなりました。これなら、家族もつきあってくれます。特に過去の人々が歩いたであろう古道をたどることが、当時の人々の感覚までも追体験できるようで、気に入っています。また、気持ちが沈んでいる時でも、適度に体を動かしますと、新たな気力が湧いてきます。

いかにも中高年の趣味という感じですが、これが私にとって最高の心身両面に対する健康法です。

…以上、西田からのご挨拶でした。

担当講座:法人向け講座・講演/ビジネス文章指導/受験小論文
担当語学:英語/フランス語

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