Ⅲ 答案作成の手順

昇進昇格試験論文やビジネス文章を作成する際の参考になるコラムです。

②設問の要求から論点を整理

  設問の要求に応えた答案とするためには、次のことに言及することが重要となります。
(1):課題を一つ選出すること
(2):問題点を明らかにすること
(3):具体的解決策を論述すること
(4):解決策の効果を論述すること

 また、優れた論文とするためには、概念の相互関係を明示することが求められます。
(5):(1)で選出した課題と、(2)で提示した問題点の関係を示すこと
(6):(2)で提示した問題点が、(3)に示す具体策により、解決する見込みであることを示すこと
(7):(4)で論じる効果については、(2)に提示した問題点がどの程度解決するのかや、(1)に提示した課題にどの程度貢献するのかという視点で論じること

 例えば、「課題:これからの業務への抱負」として書くべき文章は、次の4つの条件を満たす必要があります。
(1)志望先の組織の目標を理解していることを示すこと。
(2)特任助教が担当する業務内容を理解していること。
(3)具体的な業務の実践を通じて、志望先の組織の目標に貢献する見込みであることを示すこと。
(4)具体的な業務の実践について、解答者の持つ専門性や、解答者の教育業務の経験がどのように生かせる見込みなのか示すこと。

 もうひとつ、「コストダウン」が課題の場合の論点を示すと、以下のようになるでしょう。
(1):「コストダウン」との関係を示しながら、課題を抽出する。
(2):(1)に示した課題について、解決するための具体的な施策を示す。
(3):(2)に示した施策を実践した結果、実際にコストダウンが実現したことを示す。
あるいは、(2)に示した施策を実践することで、今後コストダウンが実現するメドがあることを示す。

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