合格者の添削例(早大)

M・Rさん 早稲田大学スポーツ科学部センター利用

・添削本文

合格者の添削例(早大)1 合格者の添削例(早大)2 合格者の添削例(早大)3


・添削コメント

全体のコメント

提出された答案を拝見しました。この小論文試験が、家政学部で出題されたものであったのであれば、文句なしの合格圏と言ってもよい素晴らしいできなのですが、残念ながら、今回の小論文試験は、スポーツ科学部の試験ですので、不安が残る答案です。
設問の要求に応えているという意味では優れた答案なのですが、早稲田大学スポーツ科学部が何をやっているところであるのか、おさえていないからです。
提出された答案は、「肥満」と「やせ」の問題に対して、「食事や栄養の問題」を挙げて考察していますが、早稲田大学スポーツ科学部を受験するのであれば、「運動不足の問題」を挙げて考察したいところなのです。食事と栄養の問題だけを論じてしまうと、学部への適性を疑われる恐れがあります。

それでは、提出された答案に対して具体的な改善コメントを記していきましょう。
■ 答案に書き入れました赤字が改善すべき点です。abc……の記号に対応するコメントは下段に記入してありますのでご参照下さい。記号のない箇所については,単純な誤記や分量調節のためのものです。


個別のコメント

a 摂取するエネルギーよりも、消費するエネルギーが少ないと、肥満がおきます。
答案にあるように、「食事や栄養」の問題を考察することももちろん重要なのですが、消費するエネルギーが減っていること、つまり運動不足についても考察したいところです。
運動不足の原因はいろいろ考えられます。肉体労働が減ったことや、移動手段として自動車が増えてきたことなど、なんでもいいですから、M・R様が考える原因を述べて下さい。
b 隠れ肥満は、脂肪が多いのにやせている状態ですから、かわりに本来あるべきものが欠けているということですね。
何が欠けているかと言えば、「筋肉」です。隠れ肥満の原因は、栄養の偏りの問題だけではなく、体を動かさないことが原因で、筋肉がついていないのではないかと考えることもできます。
c 栄養のバランスを考えた食事にはどのようなものがあるのか、例を挙げて述べることができれば、より説得力のある小論文になります。
※ 資料との関連で、運動不足の問題を指摘したら、次の問題は、どのようにすれば運動不足の問題が解決されるのかを述べることになるでしょう。
ここで注目されるのが、スポーツです。「スポーツ」の役目は大きく分けると二つあり、一つには、「一流の選手がプレーするのを見て楽しむためのもの」があるわけですが、もう一つに、「自ら参加して、体を動かすのを楽しむこと」があります。
現代社会では、体を動かすことが必要な場面は少なくなっています。そこで、今まで以上に、「自ら参加して、体を動かすのを楽しむこと」がスポーツの役割として重視されてくるわけです。「生涯スポーツ」という言葉を聞いたことがあるかも知れませんが、背景として、このようなものがあるのです。


※※ 「食事や栄養の問題」と、「運動不足の問題」の両方について、資料を踏まえて説明するようにして下さい。


上記コメントを参考にして答案を修正し、再提出して下さい。

西早稲田教育研究所
大学別小論文講座
担当 中島 泰平

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