入試小論文の対策とは?

一般的な小論文(テーマがあり、設問文や課題文があるもの)の対策

・必須の要素

小論文を書く前にまず、問いを正確に理解できなければなりませんが、そこで必要なのは読解力です。しかしこれは、国語が得意かどうかというより、設問文や課題文に用いられている言葉が何を意味しているか、わかるかどうかの問題です。

普通の新聞を読む程度の国語力があれば、小論文の課題文を読み解くには十分です。ただし文中の言葉の意味がわからないとなると、いくら国語力があろうと読み取ることはできません。ちょうど英文解釈で、わからない単語が続出しているようにです。

しかし入試の小論文で出題される課題文の知的レベルは、学部入試であれば高校の各教科の範囲内を、それほど大きく出ることはありません。志望先によっては、その学問分野にかかわる、専門用語や時事問題が含まれることはありますが、その分野を志望するなら、この程度の知識はむしろ当たり前に持っているというべきでしょう。

ですから小論文試験といえども、一般教科の勉強は、決しておろそかにしてはならないのです。

・小論文の答案とは、何を書くものなのか?

大学・大学院受験小論文を、いわゆる作文の延長ととらえるのは誤りです。なぜなら小なりといえども小論文は、論文である以上、自説を立てそれを論証しなくてはならないからです。

この意味で小論文は、国語ではなくむしろ数学に属する教科と言っていいでしょう。なぜなら、与えられた設問文と課題文・自分の持つ一般教科と志望先に関わる知識、この二つを用いて、何が言えるか、どうしてそういえるか、証明していく作業だからです。

証明には、帰納法・演繹法といった、いわゆる論理を用いることになりますが、学部入試レベルでは、これらの用語を気にする必要はありません。それよりも、小論文は作文ではなく、論理という規則に従う、証明問題なのだということを、くれぐれも忘れないよう、頭に刻みつけて下さい。ここを勘違いしたまま、いくら書く練習をしようとも、合格圏の小論文は、決して書けるようにはなりません。

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