答案を書けない

小論文を書けない原因その1:基礎的学力不足

大学受験小論文の場合、課題・設問を理解するにも、それに基づいて自分の主張を考えるにも、基礎的な知識は必要です。
それは高校の各教科の学習範囲であり、あるいは志望先に関わる、基礎知識や時事問題だったりするわけで、それだけに普段の勉強がここで問われるわけです。
これは、学術論文でも同様で、専攻する分野の基礎知識が問われます。

ビジネス論文の場合これに当たるのは、担当業務に関する知識であることはもちろんです。しかしもっと重要なのは、業務を自分と分かちがたい一部ととらえ、普段から「どうすればもっと良くなるだろう?」と考えておき、自分なりの意見や、職場を観察した「こういうことなんだな」というものの見方を蓄えることです。

さて、こうした基本的知識が不足していれば、何も書くことはできず、何も考えることができません。ならば、それをどう補うのでしょうか?
…不足しているものは、地道に蓄えるしかありません。

顔を水につけることもできないのに、たとえば津軽海峡を泳いでわたることなど不可能と、どなたもご承知いただけるでしょう。
まずは水になれ、浅いプールで浮き輪をつけて泳ぎ、そして…という段階を踏まねば、泳げるようにはなりません。技術の習得とはこのようなものであるからには、普通の勉強も小論文を学ぶことも、その例外ではないのです。

時間をかけて、一からまじめに地道に手間を惜しまず学ぶ、これ以外の方法は一切、この世の中には無いことを、どうかご理解ください。
猫なで声で、「こうすれば、ラクにできるようになるんだよ」という甘いワナは、お金を無くし、無駄に時間を使い、気がついたら何もできるようにならないまま、試験当日を迎えてしまったという、悲しい結果しか生みません。

小論文を書けない原因その2:勘違い

いかなる小論文であれ、国語的・芸術的表現にこる必要はありません。いやむしろ、そうした表現は1つ残らず、あってはならないと言っていいほどです。

最も簡単に言えば、小論文とは、問われたことに、自説をたて、それを論証する文章です。それ以外は一切無用です。美文は必要ない、いや、美文であってはいけない、心からそう思ってください。こった表現があればあるほど、本来書くべき事柄を書けなくなりますから、どんどん評価は下がるのです。

表現にこってしまう場合、その多くは、本来書くべき事を考えられない、すなわち書くべき事柄を、自分の中に持っていないことが多いものです。つまり、読み手に訴えるべき内容が不足しているから、なんとか表現で評価してもらおうとしたり、字数を埋めようとするわけです。それがすなわち、上に記した知識不足にほかなりません。従ってやはり、地道に学ぶしかないのです。

過ぎ去った時間は取り戻しようがありませんが、これから学ぶことは誰にでも可能です。従って、回り道を探そうとせず、正面から、丁寧に学んで下さい。

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