それでも道はある

鬱(うつ)の時代よ、私は立ち向かう。

ここまで、暗い暗いお話ばかりしてきました。
しかしお客様には、是非わかっていただきたいのです。一つには、これが現実であることを。
なにゆえかといえば、困難を考えたくないのが人のさがでありながら、誰もが誰もに冷たいこのような時代では、やはり自分で向き合わねば、どこからも助けは来ず、決して困難を乗り越えることはできないからです。

見たくないから見ない、気がついても言わない、言ってもきかない。そして破局を迎える。
押井守『イノセンス』より

もう一つわかっていただきたいのは、こういう時代だからこそ、むしろ突破口があるということです。
多くの人間は、あまりの困難に直面したとき、上の引用のように回避しようとします。それが、先のネパールのような光景になって現れるわけです。
少し世の中を見回してください。日本も、まるでネパールのようになりつつあると思いませんか?

作家の五木寛之先生と、精神科医の香山リカ先生は、こうしたけしきを「鬱(うつ)の時代」と呼んでいます。そして、「躁(そう。はしゃぐこと)の時代を築きあげるのに五十年かかったのだから、鬱の時代も五十年は続くだろう」とも(『鬱の力』)。

うちひしがれる人々が多数派になっていくこんにち、その中にあってなお「私は立ち向かう」と、WIEをご利用になる決断をなさったお客様方は、あるいは選ばれた少数者とも言えるでしょう。
「人並み以上にやってやっと」である現実に変わりありませんが、ただ待っている人々が「人並み未満」に落ち込んでいく中、立ち向かう決断はほんの小さなことであるように見えながら、実はご自身をより高みへ上らせていく、決定的な出来事でもあるのです。


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